第５９回目 *間違いなく「人は幸せになるために生まれてきた」 *サムエル・ウルマン『青春』

うつ解消マニュアル
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

第５９回目（２０１０・５・２作成）
（マニュアルは第1回目にあります。
是非、読んで実行して下さい。）


＊私は何度でもあなたに言いたい！
「人は幸せになるために生まれてきた」
＊サムエル・ウルマン
詩集「８０年の歳月の頂から」から『青春』


グー（2007.7.1開設）のブログに開設中
http://blog.goo.ne.jp/kenatu1104







先月の４月２６日、遂に満５７歳になりました。
後２ヶ月余りで、ブログを開設してから３年になります。

私がこのブログで最も伝えたかった事の一つは、
「人は幸せになるために生まれてきた」ということです。
あなたに伝わっているでしょうか。





(みみ之助左衛門）



さて、今日も我が家の猫達は、幸せそうに寝ています。
寝てばかりいるから、ねこ（寝子）なのでしょうか。

少し前に、私からうるさいと言って怒られたことを
忘れてしまったのでしょうか。
小さなイビキをかきながら、私の膝の上で寝ています。

「明日のことなど、どうにでもなるさ、
今がよければ良いのだ」と言わんばかりの
脳天気で可愛い寝顔です。

この幸福な猫達に、憂鬱は何処にもありません。

今を生きることで精一杯です。
おそらく、何も考えていないでしょう。

「もの思わざるは仏の稽古なり」
このことは、猫に限らず、
人間以外の全ての動植物は、
自然に実行しているのです。

我々人間だけが、
未来を思い煩い不安に掻き立てられ、
その不安がもっと大きな不安へと続き、
そして、
果てしもなく雪だるま式に大きくなり、
遂には雪崩となって覆い被さってくるのです。





(みみ之助左衛門とまりーアントワネット）



宇野千代は、
「悩んでいる暇などなかった」と言っていますが、
三度の離婚が彼女に与えた心痛は如何ばかりのものか。
察するに余りあります。
忙しさで乗り越えたのは、宇野千代のやり方です。

心の傷は時間が癒してくれるのに、
心配や不安は考え始めると
止め処もなく大きくなるのは何故でしょう。

「もしも」とか「もしかして」の続きは、
多くの場合悪い結末を用意するからでしょうか。

それにしても人間とは愚かな生き物ですね。
未来のことは誰にもわからないし、
過去を振り返ってみると
多くの場合、悪いことは起こっていないのですからね。
少なくても今はこうして生きている。

生きているということは希望です。
どんな良い事が待っているかも知れないのです。
もしかすると、
幸せになるチャンスがゴロゴロしているかも知れません。

ピンチもチャンスです。
ピンチはあなたをヒーロにもヒロインにもします。
何故なら、
世間は良かれ悪しかれあなたに注目するからです。

しかし、
世間はあなたが思うほどには、
あなたのことには関心がありません。

だから、気楽なものです。
だから、大胆に行動しましょう。
自分らしく生きましょう。
あなたの人生です。

あなたがいなくなれば、世界はなくなります。
あなたの死は、世界をなくしてしまうほどの
大きなものなのです。

人生はあなたがつくる物語なのです。
だから、もっと積極的に楽しく
生きなければならないのです。







高村光太郎
（１８８３．３．１３～１９５６．４．２）は、
『道程』という詩の中で、
『
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る

ああ、自然よ父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄（きはく）を僕に充たせよ

この遠い道程のため
この遠い道程のため
』
と書いています。

道は、思い出であり生きる原動力です。
あなたが生き続ける限り、
道は出来るのです。







最期に、私の誕生日記念に
過ぎし日の青春時代に
衝撃と感動を得た詩を贈ります。

サムエル・ウルマン
（１８４０・４・１３～１９２４・３・２１、
詩人・教育者・実業家）
の詩集「８０年の歳月の頂から」
から『青春』です。
（日本語訳は、松永安左ヱ門との説）

『
青春とは人生の或る期間を言うのではなく
心の様相（ようそう）を言うのだ。

逞（たくま）しき意志、優れた創造力、炎ゆる情熱、
怯懦（きょうだ）を却（しりぞ）ける勇猛心、
安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが
情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶（くもん）や狐疑（こぎ）や、
不安、恐怖、失望、
こう言うものこそ
恰（あたか）も長年月の如く人を老いさせ、
精気（せいき）ある魂をも
芥（あくた）に帰せしめてしまう。

年は７０であろうと、１６であろうと、
その胸中に抱き得るものは何か。

曰く、
驚異への愛慕心（あいぼしん）、
空にひらめく星晨（せいしん）、
その輝きにも似たる事物や
思想の対する欽迎（きんぎょう）、
事に処する剛毅（ごうき）な挑戦、
小児の如く求めて止まぬ探求心、
人生への歓喜と興味。

人は信念と共に若く　疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く　恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く　　失望と共に老い朽ちる

大地より、神より、人より、
美と喜悦、勇気と壮大、そして
偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、
悲歎（ひたん）の白雪が
人の心の奥までも蔽（おおい）いつくし、
皮肉の厚氷（あつごおり）がこれを固くとざすに至れば
この時にこそ人は全くに老いて
神の憐（あわ）れみを乞う他はなくなる。
』


どうですか。
言葉には力があると思いませんか。
言葉には確かに言霊がありますよね。

浜松医科大学の名誉教授高田明和さんがその著書で
『「困ったことは起こらない」と自分に言い続けなさい』
と言っています。
これなら、誰にでも出来ます
幸せになれる最も簡単な方法ですね





検査のお願い

うつ症状は、色々な病気で出る症状でもあります。
必ず、ＭＲＩやＰＥＴのある病院で検査を受けて下さい。
脳血管性障害、アルツハイマー病、脳腫瘍、
頭部外傷、認知症、更年期障害、脳脊髄液減少症等、
色々な病気が考えられます。



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