花見と言えばソメイヨシノだがそれが散っても桜はある。八重桜はソメイヨシノの後に咲き色も濃いピンクや白や黄色や薄緑や黄色など多彩だが意外に身近には見かけない。公園にも多く植えれば花見の時期をより長く楽しめてよいと思うのだがどうだろう。
桜のあとにはツツジの季節だが私の母のキクちゃんはその色のどぎつさゆえかこの花をきらいだと言っていた。たいがいはオオムラサキツツジの紫色だが私はこれがきらいではないしこの花自体白やピンクも見られるし特に白は清純な感じがして私はむしろ好きである。
公園にしても道路の植栽にしてもオオムラサキツツジ一辺倒なのは何か理由でもあるのだろうか。もっと色の多様を楽しみたい気もするが。
ここから話は一旦花から逸れる。多摩図書館(多摩区役所)で川崎市の昔の姿を収めた白黒写真をカラー化しものを展示していたので撮ってみた。
生田地区では今でも季節になると通り沿いに梨の売り場ば設けられる。
五反田川の流れに枯れた笹の葉が浮かび模様をつくる。
公園の樹木。今度名前を調べておこう。
サツキ(皐月、杜鵑)。ツツジよりも花も葉も1センチほど小さい。
ヒメジオン。ピンクが珍しくて撮ってみた。ハルジオンとのちがいは花びらが上向きがヒメジオンで下向きがハルジオンである。
アヤメ(菖蒲)。ハナショウブ(野花菖蒲)やカキツバタ(燕子花、杜若)は厳密にいうとアヤメと区別される。アヤメは網目模様(あみめもよう)があるのが特徴。
きれいな花を見かけても名前を知らないとさびしい気がする。だから名前を知りたいと思う。ところが名前を知ったら知ったで似た者同士の違いに気をつけなければならず名前を間違えないように気を使う。人間でも間違って人の名を呼べば失礼になるので気を付けるのと同じように。花の名前を知るのにも人間界の人付き合いの煩雑さに通じるものがある? いや知るということはそういうことなのだ。花がきれいであればそういう煩雑さは気にならないものだ。
20230423 ソメイヨシノのあとに
付記1
八重桜は品種名ではなく五枚を超える花弁をつける咲き方の桜の総称であり野生の山桜に対し人里の桜であることから「里桜」と呼ばれたり花の形から「牡丹(ぼたん)桜」と呼ばれたりもする。
付記2
ハナショウブは花弁の基部に黄色い一筋の線が入りカキツバタは白い一筋の線が入る。
付記3
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