雪を纏う磐梯山 凍結したイエローフォール 厳冬期のみ出現
毘沙門沼は緑色の水面を残す 幻想的になる竜沼 櫛ヶ峰と磐梯山
寒さが厳しさを増してきた2月上旬 この時期だけしか見ることが出来ない景色が裏磐梯にあると聞き見に行きたくなった。 目指したのは磐梯山の中腹にある銅沼だ。 と言っても 沼は全面凍結していて雪も被っている。 足元の雪を払って見ると凍りついた沼面が出てきた。 確かに今沼の上にいるのだ。 更に夏には藪になっている雪上をなだらかに登っていく。 藪の上に立って見る景色と言うのは今の時期にしか見ることが出来ない。 暫く周囲の景色を楽しみながら行くと 目の前に凍結した滝が現れた。 この滝には色が付いている。 滝の名前(イエローフォール)の通り黄色っぽい色をしていた。 これは 硫黄成分が水に溶け崖から滲みだしている為だそうで 今の厳冬期にのみ現れるらしい。 磐梯山が活火山の証明である。 凍りついた滝はゴツゴツした岩場のような表情をしていて思わず登りたくなる気持ちにさえなった。 この滝の淡い色は雪の白さと相俟って美しかった。 イエローフォールを十分楽しんだ後 五色沼にも行ってみた。 ここでも全面凍結して真っ白になった沼もあれば 毘沙門沼のように一部が凍結せずに緑色の水面を残し周りの白さと美しいバランスを見せている沼もあり ここでも色彩を楽しむ事が出来た。 そして イエローフォールから戻る途中 磐梯山山頂近くの雲が虹色に染まる “彩雲” が見られたのも運が良かった。 冬の裏磐梯もおもしろい。
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