信夫山 街なか中心部を望む 主に4つの峰から成立つ
JR福島駅前の建物より 第二展望台より 西から羽山(275m)・羽黒山(260m) a 熊野山(268m)・立石山(220m)
信夫山は なんと “ 山” ではなかった。 4月に ソメイヨシノ 5月に 八重桜 と 何種類もの桜を楽しむ事が出来た信夫山には 興味深い話がたくさん詰まってい た。 まず驚いたのは その生い立ちである。 山と言われているが 実は残丘だそうだ。 その昔 福島市一帯は海底だったそうで それがはるか500万年前頃から隆起をしはじめ それに火山活動も加わり 部分的に硬い岩石に変成した地層が生まれたらしい。 その後 陥没と浸食や風化により この硬い地層が盆地の真ん中に孤立丘として残ったそうだ。 それが 現在の信夫山と言われている。 なんともゆったりとした地球の営みが感じられる話で 大いに興味を引かれてしまった。
それで納得したことがある。 高さは275mとそれ程高くはないのに 登る道はどこからも急である。 そして 展望がすこぶる良い見晴らし台がいくつもある。 この切り立つような山は 里山としては 他には余り見られないのではと感じていたが これで合点がいった。 そして 一度山の中に入ると山深い雰囲気に包まれることも 楽しませてくれる一つの要因になっている。 まだまだ 信夫山にまつわるおもしろい話がたくさんあるようなので これからも訪ね歩いてみたい。