私は昼間、家で仕事をしていることが多いです。
線路が近いので、電車が通るたびに大きな音が聞こえてきます。
でもこれはもうここに住み始めてからずっとの事なので、すっかり慣れました。
全然気になりません。
幼稚園が近く、よく園長先生がマイクを使って話すのも聞こえてきますが、毎日ではないので全然平気。
子供可愛い!くらいは思います。
ま、運動会の季節の騒音は何とかしてほしいけど、同じ子供を持つ親故、そこは耳栓をして我慢です。
実はこれ以外にもあるんですよ、ならではの騒音!?が。
それは迷い人探しの放送です。
1週間に必ず1回の頻度で、どこかの爺さん婆さんがいなくなります。
身長は〇㎝で細目、髪は白髪、失踪当時の服装は〇〇です。
みたいな感じで放送されるんです。
その日は私は近所の爺さん婆さんをできるだけ見るようにしているんですが、はっきり言ってわかんないです。皆さん同じに見えます。これで分かったらすごいです。もちろん名前は放送されません。年齢は言ってますが…
だいたい80歳以上の方です。
お心当たりの方は110番に電話しろとのことですが、これ、間違っている方が多い気がします。
しかも、間違いだったら怖いという気持ちもあるから、ますます電話しなくなるんじゃないでしょうかねえ。
この放送のあとの事後報告は一切ないので、そのあと見つかったか、どのような状況で見つかったかもわかればいいんですが…。
最近、私と同世代で介護を経験する人がちらほら出てきました。
自分の人生が変わるほど、結構大変なことのようです。
私はまだ介護の経験をしたことがないので想像でしか感じることができないのですが、もし放送のように自分の家から親がいなくなって、しかも認知症が入っていて…となると、本当に残されたご家族は気が気ではないと思います。
藁をもすがる思いで、放送をお願いしているのだと思います。
ただ、これで本当に見つかる手助けになっているのでしょうか。
結果、どのようになっているのかが知りたいです。
もし認知症の方がいなくなってしまった場合、周囲を探してみます。
20分程度探しても見つからなかった場合、すぐに警察へ届け出るようにした方がいいそうです。
もし自分の身内がいなくなったら、自分たちの力で何とかしようと思いがちですよね。
でも、周りの方々の力はすぐにでも借りた方がいいとのこと。
通報の遅れが、そのまま生存率にかかわってくるからです。
最悪の場合、命を落とすことも考えられます。認知症の行方不明は、5日以降の生存率はゼロという話もあります。
しかも、軽い認知症の方が多いそうです。
こういう情報は、調べようと
思わないと分かりませんが、人探しの放送を聞いて調べたので、いいきっかけになりました。
放送された方、無事を祈ります。