当楽団もクリスマスまえに吹き納めとなりました。
前週の演奏の出来をもう一度振り返ってくださいとお願いし
賛同してくださったメンバーとともに基礎合奏。
ためになった練習だったという声も頂戴し
ありがたいと思いつつ。
たった1曲を仕上げていくのに休憩多めの3時間を使いましたが
まあ、吹奏楽オリジナルの曲をするならこんなものです。
息をたっぷり使う練習をしたせいで酸欠っぽくなりましたが
少し思い出してくださったと思います。
吹奏楽オリジナル曲を演奏するには技術、周りを聴く力、協調が必要だったってこと。
さて、
今年も1年が終わろうとしていますので振り返りを。
2月は第19回定期演奏会から。
宝塚西公民館を満杯にして入場制限もかけさせていただきました。
それも、当楽団に興味があるというよりも
「阿久悠」だったから聴きに来た、という声多数。
OB楽団を知っていただくきっかけに大いになりました。
そして個人的には今までの定期演奏会で一番楽しく、中身も当楽団ならでは、背伸びをしていない
演奏会になったと思っています。
3月に新しい場所での依頼演奏。
ベースライン不在で新たにシンセサイザーを導入。
個人的にはシンセサイザーを入れると無敵になるので
複雑なのですが・・・
チューバやエレキベースを確実に弾けるようになるより
マスターするのが格段に速いので
利用しました。
やはりベースラインがきちんとあると全く違いますので
これ以降多用していくことに…
5月から宝塚北高校OB吹奏楽団との第4回ジョイントコンサートを行うべく
練習開始。
今回は当楽団メンバーがどうしてもしたいという曲が何年越しにもなっていたので
叶えてあげたくて北高OB楽団さんにお願いして快く採用していただきましたが
これが地獄の始まりになろうとは…
6月には恒例の老人施設へ演奏。
この演奏会は北高さんも何名かご参加いただけるのでゴージャスになっています。
ジョイントコンサートの練習が本格的になってきました。
吹奏楽オリジナルを2曲(しか)入れたために
特に当楽団では大変。
経験者でも週1回の2時間程度の練習でこなすのはむつかしく。
初心者から始めたメンバーは基礎がまだまだ完成していないまま無理を承知で
ほぼ毎月ある依頼演奏などに引っ張って行っていたため
いざコンクールでやるような曲になると気持ち的にも総崩れ。
ブレスコントロールをはじめ、「吹奏楽としての」基本的なスケール、タンギング、ダイナミクス
どれをとってもむつかしい様で挫折しそうになる姿をみて
こちらが「うちからお願いした曲をなぜそこまでしてまでやらないといけないんだろうか」
と悩みながら練習を続けました。
個別にセクション練習で猛特訓したり
指揮者側もプレイヤー側も大変な時期でした。
7月。
ジョイントコンサートの前日は大変な大雨。
演奏会を開催するのかしないのか
曲を大幅変更して短縮して演奏するのか
実行委員で話し合いました。
結論は
「とりあえず楽器を運ぼう」
で終了。
そのため
前日練習はほぼせず。
当日にかけました。
当日、リハーサルを2時間少し。
正直
ああ、むりやな。
と思っていたのですが
これがそうなのか。と思った瞬間がありました。
同じ方向にベクトルが向いた瞬間がありました。
たった2小節で感じました。
アンコールは大盛り上がり。
歓声もけたたましく。
アンケートにも
「この前日の雨で気分も滅入っていたところに演奏会。ありがとうございました」と。
ほっとしました。
でも、吹奏楽オリジナルをやったためか
「ピッチがわるい」という弱点をアンケートでご指摘いただきました。
わかっていたんですが何となくラテン系の曲や演歌でやり過ごしてきたんですよね…
改めて基礎からやり直そうと思いました。
8月。
毎年お邪魔している幼稚園での演奏会。
急遽外でも吹くことになりましたが
おこちゃまのキラキラした目は当楽団の励みになっています。
9月
老人施設2件の依頼演奏。
施設それぞれで雰囲気も違うので選曲も変えたり話し方も変えたりしますが
一番大変なのは
「やらない」といっていた「楽器紹介」を突然団員に振ることでしょうか…
10月
初めての依頼先
葬儀場。でした。
はじめに見学に行って打ち合わせをしたのですが
「葬儀場というイメージに合わない曲でも構いません」
ということで
色んな曲をやらせていただきました。
北高OB吹奏楽団のメンバーにも参加していただき
突貫でしたが音響も良く、楽しい演奏会になりました。
11月
毎年恒例のキャピリンピック。
ボランティア楽団としては寄り添うべき依頼演奏であることの
再確認となりました。
12月
宝塚病院での依頼演奏。
こちらもホームページからご依頼いただいて3回目ぐらいになります
普段の老人施設と違うところは
何かしらの病状があって「入院」していることです。
ですので
難しいですが一瞬入院していることを忘れられるような演奏を心がけています。
小さいスペースで選曲もむつかしいのですが
看護師さんはじめスタッフの皆様が
クリスマスの飾りつけをたくさんされて大変華やかになります。
最期に老人施設。
こちらも何度も訪問しています。
こちらにはグランドピアノがあるので
勝手ながらワタクシ広報は楽器も吹かず練習もしなくていいので
家から楽譜を持参し、思う存分ピアノを触らせていただく…ことが恒例ともなっています(笑)
毎年いらっしゃるのですが
今年は特に
涙ぐまれる方が多かったと思います。
皆さんの一生懸命さが、「皆さんに音が届きますように」
という気持ちが伝わったのではないでしょうか。
なにも考えず
好きなことを好きな方法で
やりたい!
という演奏の仕方も確かにあろうかと思いますが
当楽団は
演奏会に来られない、普段のホールになかなか行かれないという
方々のためにこちらから向かう楽団です。
今年1年は「誰に」聴いていただくのかをよく考えて下さい、と毎回毎回
お伝えした1年でした。
来年はそんなこと「言われなくてもわかってるわ!」
というサウンドが聴こえるような楽団になったらいいな、と思います。
今年も無事1年が過ぎようとしています。
団員は残念ながらどん!と増えることはありませんでしたが
新しい風は必ずどこかで吹くと思います。
今年一年、当楽団の演奏を聴いてくださった皆様、楽団の運営に携わってくださった方々、
楽団員のご家族の方に厚く御礼を申し上げます。
吹き納めのメンバー。
お疲れさまでした
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