第６７回菊花賞

なにかと騒がしいディープに比べれば、レースぶりは堅実で派手さもないし、ファンには申し訳ないけれども、鞍上も華があるとは言い難いのだけれども、それでも史上７頭目の３冠に向けて、果敢に挑戦する馬と人がいる…ということは、忘れないで欲しい。

さて、菊花賞。
人気は○[１２]メイショウサムソンに３冠を期待ということで被ってはいるが、血統的な背景はともかく、被るほどの人気を背負う馬かしら…というのが正直なところ。
いや、強いのは強い。春に２冠を達成した実力は折り紙付きだし、秋になって新興勢力の台頭があったかといわれればそうでもない。
ただ、仮にも３冠を目指そうっていう馬を、それだけの根拠で本命にしてしまっていいのかという疑義は残る。やはり３冠馬たるもの、確固たるゆるぎのない強さでもって人気を背負って勝って欲しいし、強い馬と呼ばれるためには、そうした風格がないと名折れになってしまう。
勘違いしないで欲しいのは、これはあくまでおいらの予想スタンスの問題であって、馬の名誉にはなんら関わりのないこと。

かといって、じゃあ本命はどの馬か…と言われると困っちゃう。
つまり、何が嫌かって、買いたい馬がいないからメイショウサムソンを買うってーのが許せねえんだよ。消極的な理由で買うんじゃなくて、やはり「この馬が一番強いから、こいつから買わなきゃ馬券なんか当たらない」と思わせて欲しいね。

迷いに迷って、◎[１４]アペリティフから入る。
近走は不振だが、ダービーはいきなりの相手強化、前走は休養明け初戦ということで割り引いて考えたい。陣営も元々長距離を意識した使い方をしており、３０００メートルはこの馬にはうってつけ。阪神２５００で勝っているように、距離への不安はまるでないだろう。前走の着順で人気を落としており、狙って妙味有りと判断。
天皇賞と天秤にかけて、敢えてこちらにぶつけてきた▲[７]マルカシェンク。よく秋戦線に間に合わせてきた。１２００メートルもの距離延長は、はっきり言ってかなり不安だが、とにかく大崩れしないのが強み。あとは脚元との相談だろうが、メンバー的には一発大駆けがあってもおかしくない。
距離延びても不安なし△[１]トーホウアラン要注意。この馬も長めを意識して使われているのでここチャンス。鉄砲も問題ないだろう。
以下、堅実なのに人気まるでなし[１６]トウショウシロッコ、逃げてどこまで[５]アドマイヤメイン、一発警戒[１１]トーセンシャナオーまで。
ドリームパスポートは、人気がないから美味しいのであって、人気がある今日は敢えて見送り。鞍上は勝負気配だが。

馬連馬単は◎から流し。人気馬からの裏目でもいい配当になるので当然押さえよう。
３連単は軸１頭マルチ…といいたいところだが、９０点買いになってしまうので、おとなしくいつものように、２着に[１]を絡めたフォーメーションで。

　　
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