マリンスタジアム前駐車場と京成バスが完全復旧

東日本大震災で、敷地が液状化現象など大きな被害に見舞われたQVCマリンフィールド周辺も、予算が執行されてからは復旧工事が急ピッチで進められ、球場前の県営駐車場については今日１２日から、乗り入れる京成バス等各路線バスについても、明日１３日から、休止していた幕張メッセ東口～QVCマリンフィールド（千葉シーサイドバスはマリンスタジアム）間の乗り入れが再開することとなりました。

球場駐車場並びに球場路線バスの復旧について - 千葉ロッテマリーンズ公式

震災復旧工事により閉鎖されていました球場内駐車場が3月12日(月)より営業が再開いたしました。
また、QVCマリンフィールドへの路線バス乗り入れが3月13日(火)より運行を再開する予定です。
QVCマリンフィールドへご来場の方はこちらをご利用ください。

[路線バス] ＱＶＣマリンフィールド行　路線バス運行再開予定のお知らせ - 京成バス

（※同様に乗り入れている千葉海浜交通と千葉シーサイドバスのHPには公式発表はありませんが、おそらく同様に乗り入れているものと思われます。）

いやあ、震災から１年、やっとここまでこぎつけましたな…。

去年一年間は、観客輸送、来場手段に関してはまさしく片肺飛行の状態。
クルマで来られた方はメッセ駐車場か、近隣のパーキングに分散して駐車せざるをえず、駐車場から球場まで徒歩移動を強いられた。

球場に乗り入れるバスも、マリンスタジアム入口交差点から駐車場へ至る取り付け道路が液状化現象で使用不可の状態であったため、使用できる取り付け道路を整備して駐車場内にバスプールを設けてバスをさばいていた。
取り付け道路が急ごしらえであったため、普通の大型路線バスでさえも取り回しがかなりシビアなレイアウトになっており、もとより大量輸送が売りであったはずの連節バスが構内に入ることが出来なかったので、去年の開幕当初は観客輸送は不安視されていた。
そのうち、球場前交差点西隣に連節バスを横付けできるスペースを設けて、帰路の臨時バスのみ連節バスを充当する運用も組まれて、ようやく観客輸送の頭数だけはそろえられた感。
それでも連節バスはマリンスタジアム前までつけることができなかったため、海浜幕張駅方面と幕張本郷駅行きの臨時バス乗り場が全く違う場所に分けられた関係で、旅客案内上はかなりの不都合が出ていたに違いない。

参考までに、去年のスタジアム前のバス乗り場の様子をご覧いただきます。


※↑クリックで拡大してしまいます。

…こう書いていると、「もともとバスが乗り入れていたじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。何が変わるのかと。バス自体はマリン前まで乗り付けていたじゃないかと。

このQVCマリンフィールドバス停再開の最大のキモは、路線バスと連節バスの定期乗り入れ再開ということなんですよ。
去年まではマリンでのイベント催行日に限って、臨時で定期バス（一般大型車）が乗り入れてきたのですが、明日からはいよいよ時刻表どおりの運行が再開するわけですな…。

マリン前の駐車場も、今日からここマリンフィールドや神宮、大田球場に別れて行われている「スポニチ社会人野球大会」に合わせて、今日から既に営業を再開しております。クルマで来られる方には１年ぶりの福音。

スポニチ社会人野球大会と、今週末から行われるマリンでのオープン戦に、足が２つ戻ってきたことになりますな。