KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

明日香先生 門下生第3回発表会 報告(3) 第2部の感想

2010-12-23 00:50:02 | 発表会など ~2010 
3回目は後半の報告です。

〔バッハ ソナタ第4番 BWV528〕
リコーダー、ヴァイオリン、ガンバのトリオでした。
バッハの曲は、リコーダーで吹くなら、ほとんどの曲が編曲ものになってしまいますが、深い感じの音色でこれも素敵でした。
オルガンの右手がリコーダーに、左手がヴァイオリンに、足がガンバという構造だそうですが、それぞれの楽器が
どんな風に主張しあって、また、解け合って演奏がまとまるのか、経験がありませんが、興味のあるところです。

     


〔テレマン ソナタ第6番〕
通奏低音のないアルト2本の曲は、笛らしい音色、掛け合いを堪能できるので好きです。
この演奏も、笛らしい軽やかさ、弾むような明るい感じでよかったです。
テレマンのデュエットは1曲しか吹いたことがありませんが、これからもっと吹けるといいなと思います。
今回、先生とのデュエットがうらやましかったですね。先生は皆さんから引っ張りだこで、
なかなか一緒に吹いていただくことは難しいでしょうか?

     


〔バッハ 6声のリチェルカーレ〕
曲の始まりはちょっとふらついた感じもありましたが、進むにつれて安定した音楽が
とうとうと流れて行く感じは素晴らしかったです。
バッハの曲は、演奏していても中に入り込んで、このままずっと続けばいいのに思うことが多いですね。
練習大変だったでしょうね。

               

 


〔テレマン ソナタ へ単調〕
私もずっとリコーダーオケでの演奏が主でしたので、ソナタをしっかり吹くようになったのも
明日香先生の個人レッスンを受けるようになってからです。
「テレマン節」ってどんな感じなのでしょう。
私も最近は、深い響きを出してみたいと思うことが多くなっているので、短調が好きになっていますが、
人からは軽やかな刻む曲が私の吹き方に合っていると言われたこともあります。
ほんとのところよくわかりませんけど(^_^;

     


〔ヘンデル トリオソナタ ヘ長調〕
トリオソナタなのでリコーダーが主ということではないと思いますが、やはりリコーダー吹きとしては、
リコーダーがもう少し出て欲しいなと思ってしまいました(^^ゞ
速い楽章では、他の3つの楽器に埋もれて音が出てこないところもあり、他の楽器に負けないというのは
結構大変なのかも、と思いました。

     


〔テレマン 2本のリコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調〕
この曲のようにリコーダー2本ということと、バイオリンが抜けてるので
楽器のバランス的には、こちらがいいかなと個人的には感じました。
とても柔らかい暖かな感じのする好演でした。
デュエット、相当練習されたのでしょうね。

     


〔プリズム〕
バッハのミサ曲と「聖なる乙女」なかなか素敵でした。
落ち着いた音色はみならいたいくらいでした。
ただ、惜しむらくはアルト、バスで細かいビブラートが多かったこと。古い曲は、
ビブラートのないスーッとした音の方が合うような気がします。

     


〔ベルタロッティ〕
ソプラノとアルトのためのソナチネ。
ベルタロッティという人、私は全然名前を知りませんでしたが、軽快な曲が多く楽しそうでした。
前半の演奏は軽やかな感じでしたが、後半は少し緊張されたのでしょうか。
リコーダー始めて1年経たないであれだけ吹けていれば大したものだと思います。
終わってほっとしてため息、客席からはちょっとした笑いの反応でしたね。実は私も第1回の発表会で
ルイエのソナタを吹き終えて、ホッとして思わず「フーッ」と言ってしまってみなさんから笑われたのを覚えています。

     


〔ルイエ ソナタ イ短調〕
とても好きな曲です。
高校の頃、この曲の片方のパートを吹いてテープレコーダーに録音し、それを鳴らしながら
もう一方のパートを吹いて、一人デュエットをしていました。
今回はアルトとバスのデュエットで、こういう組み合わせもできるんだ、なかなかいいなぁと
楽しませていただきました。
次の発表会では、誰の曲かはわかりませんが、ソナタ全楽章演奏に挑戦してくださいね。

     


〔ウォーロック カプリオール組曲〕
お上手でした。ほんとに。
第1回発表会の頃から思うと、2年でびっくりするほどみなさん上達されていましたね。
上達曲線は私なんかよりも何倍も急勾配だろうと思います。なぜかそのことが私もとてもうれしくて、
自分も負けていられないなと感じさせていただきました。

     


〔ビガーリャ ソナタ イ短調〕
ビガーリャという人の名前は知りませんでしたが(ほんとに作曲家のことを知らなくて恥ずかしいです)、
2楽章を聴いて、あぁこの曲かと思いました。

のびのびとした音に魅了されました。
ソプラノの笛は、力があってコントロールが難しく、すぐにうるさくなるように思うので自分で吹くのも、聴くのもあまり好きではありません。
でも、このときの演奏は、そういううるさい感じがなく、力が抜けていて、特に前半の楽章ののびのび大らかな音を聴いて、
ソプラノもいいもんだなぁと思いました。めずらしく。
ルネサンスタイプの笛ということも好印象の理由の一つかもしれませんが、ひょうひょうとした雰囲気もとても素敵でした。
特につま先の上がり加減とか??

 


〔ほかの方々の演奏風景〕

 

 中村文栄先生と宮里安矢先生

 じつは鴨川華子先生のファンなんです(^_^)


〔これから〕
最初にも書きましたが、今回の発表会は、ほんとに皆さんの上達が素晴らしく、聴かせていただいて、
あ、こんなのもやってみたいなということをいくつか思いました。

・ソプラノの曲
・テレマンのデュオ? 
・フレンチ

どれが先になるかわかりませんが、一つずつでも実現していけるといいなと思います。


勝手に写真を載せさせていただきましたが、載せてほしくないという方はご連絡ください。
また、ここに掲載したもの以外にも少しは写真がありますので、ご入用の方はお知らせください。
電子ファイル(jpg形式)でE-mailに添付してお送りできます。
tomo-110td5@hello.email.ne.jp

(tomo)
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