KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2010合宿報告(3)

2010-08-16 00:16:01 | 合宿レポート 
8月7日(土)
★ 2日目 午前 は替え指に関するレクチャー、レッスン。
まずは内声と外声が交互に動く和音練習から始まりました。
自分の音の収まりのいい音程をとることはできても、自分が今主音を吹いているのか第5音、
第3音を吹いているのかを理解しながら吹き分けるのは、まだ私にはできません。

このあと、ハンス・マルティン・リンデの教則本から、何種類もの替え指の練習をしました。
その音だけ替え指を練習してできても、練習「曲」の中で使うのはなかなか手強くて、できたり
できなかったり。でも、本当に必要になれば覚えられると思うんですけどね・・・
去年、コレッリのコンチェルトの中でAltのラソラソのトリルがたくさん出てきて、それまで苦手だった
このトリル(替え指)をたくさん練習し、いまではだいぶましになってますから。
教えていただいた指もひとつずつ覚えて行きたいと思います。


     


★ 2日目 午後 は、KERCとは別の弦楽合奏のレッスンが入っているため、KERCは自主練でした。
湘南のアンサンブルの方々が練習しているという、 バッハの6声のリチェルカーレ の楽譜を
持ってきていただき、挑戦。


     
              U さん            K さん


私はテナーを吹きましたが、テナーでもヘ音記号で書かれていて、途中にはト音記号に変わることも
しばしばありました。譜読みだけで言うと普段KERCでやっている曲よりも難しいかも。
他のパートはそれほど読みにくいということはないみたいでした。

実を言うとこの曲は以前にいたリコオケでやったことがありました。
今回いただいた楽譜と以前使った楽譜を比べてみると、次のとおりでした。
(今回) ♭3つ、楽器編成SSATB GB(B)の6声、出だしはドミ♭ソラ♭レ  をA
(以前) ♭2つ、楽器編成SATBGBCB   の6声、     レファラシ♭ド# をT

最初の旋律でのAのところをTが担当し、またコントラバス(CB)を使って全体に楽器編成が低い方に
シフトしているようです。
今回とても読みづらかったヘ音記号のTを、Bが担当することによっても読みやすくなっていたのかなと思います。
残念ながら、私の力量では、今回いただいた楽譜のテナーパートは、初見ではやっと音を出している
という感じで、音取り以外のことを考える余裕はありませんでした。
このままの楽譜で私がテナーをやるなら、とりあえずテナーパートをト音記号に書き換えてしまうかもしれません。
もちろんそのままの楽譜で吹く方が練習にはなるのかもしれませんが。
さらに言えば、一般的にオルガン曲や器楽曲をリコーダーで吹けるように編曲するのはよく行われていますし、
そういうときに同じ調で吹いたとしても楽器の種類によって音色は変わるのですから、アマチュアでは
原調にそれほどこだわる必要もなく、転調して吹きやすくしてもいいのではないかと素人的には思ってしまいます。

自主練終了後は、通常のレッスンに戻って、1時間ほど ジョン・ダウランドのラクリメ を練習しました。

★ 2日目 夜 は、もう一度カプリオール組曲。
軽快なリズム感と、太鼓の音のやり取りに昨日はまだなじめなかったメンバーも、2回目でだいぶ慣れてきたようで、
まずまずの演奏でした。

練習終了後は夕べに引き続いて懇親会。飲み物が足らずに買い足したりしました。
明日香先生が、合宿日が重なったO先生のグループに挨拶に行かれた後は、演奏会の選曲などについて意見交換。
遠来のKさん、Oさんや、入会も近い?IGさんに気まずい思いをさせなかったかきになりましたが、
選曲についての意見交換自体は、メンバーそれぞれの考えもわかり、有意義なものでした。

(tomo)
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