KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

3月9日 第11回 高橋明日香先生指導グループ リコーダー合同発表会

2019-04-07 18:58:07 | 発表会など 2016~ 
3月9日、晴天の土曜日、神田キリスト教会の 第11回 明日香先生合同発表会に、私達KERCも参加しました。

演奏曲は、ヨハン クリスチャン バッハ (1735–1782)
Bläsersinfonie No.5  Ulrich Herrmann編 ( N 3936 NOETZEL EDITION ) です。


ヨハン クリスチャン バッハ は 大バッハ (ヨハン セバスチャン バッハ) の妻、アンナ マグダレーナの子供の最後の息子で、18世紀後半に活躍した最も多作な作曲家の一人です。ヴィオラ・ダ・ガンバの最後の名手であったアーベルやトラヴェルソ奏者のヴェンドリングらとマンハイムやロンドンで活動し、独奏曲から交響曲まで素晴らしい作品を残しています。エマニュエルに比べると、ちょっと保守的で正統派後継者の趣き。モーツァルトとも親交があり、大きな影響を与えたことは間違いありません。リコーダー、チェンバロ、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバなど古楽器の終焉、フォルテピアノやクラリネットの登場、トラヴェルソやヴァイオリン族などの楽器の改良と発展、序曲から交響曲への変化、公開演奏会の確立など、後期バロック音楽から古典派に向かう時代の真っ只中に生きた代表的作曲家と言えます。

ニューグローブ音楽辞典を調べてみると、この曲は2本のクラリネット、2本のホルン、ファゴットによる管楽器アンサンブルのための6つのシンフォニアの一つを3本のリコーダー合奏用に編曲したもので、後期バロックとは違う、新しい時代を感じさせるロココ調の優美な旋律、形式、色彩、洗練された感覚に満ち溢れています。この素晴らしい神田キリスト教会で、リコーダーを取り巻く18世紀後半の時代背景、新しい音楽の息吹と雰囲気を醸し出せたらと思いながら演奏しました。

今回の演奏、大きなミスもなく、録音も出来たので全音楽譜出版社の「リコーダー動画コンテスト」に動画を出展しました。
アルトリコーダは、およそ40年ぶりにリニューアルされた全音の樹脂製リコーダのトップモデル「G-1A」を使っています。

http://www.zen-on.co.jp/music/recorder_contest/
https://youtu.be/9ChzkyVwSPk
https://youtu.be/IKMhJ9IQ04E


古楽に興味があってリコーダーを一緒に楽しみたい方、一緒に合奏を楽しみませんか? 
メンバーも増えて、より幅広く多くの曲に取り組めるようになりました。
月2回ほど柏市周辺で明日香先生のレッスンと、メンバーが持ち寄った楽譜で合奏を楽しんでいます。
見学にいらして下さい。
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