「猫の幸福光線」2001/4/1
大野隆司
再読です。
去年の12月28日にレビューを書いた
「めげないで」と同じ作者の本です。
文章がとても素敵で感動しました!
(本文より)
その日は晴れていたので
帽子のかわりに青空をかぶり
マフラーのかわりに雲を巻き
靴のかわりに大地をはき
コートのかわりに風をまとい
いじけるかわりにのびのびした
(本文終わり)
☆感想☆
とある冬晴れの日に、上記の文を思い浮かべながら
青空の元、私ものびのびしてみました\(^o^)/
そうしたら、空と大地からエネルギーをいただき元気になりました!
(本文より)
雲の上から見たら
アリンコのようなこのわたし
自分から見たら
かけがえのないこのわたし
キラキラ生きていきたい
(本文終わり)
☆感想☆
わたしはいつも「あなたはかけがえのない存在なのよ」と言ってほしかったんだと思う。
誰にって?
そりゃあ、生まれて初めて出会う大人たちのことですよ。
覚えている限り言われたことはないなあ..
その後の人生でも、損得勘定なしで、心から大切に思ってくれる人っていたかなあ?
と疑問に思うと暗くなるから
わたしだけは、このわたしがかけがえのない存在なのだと信じてみよう。
なにものでもない、ちっぽけなわたし
キラキラとは無縁の人生ですが
今日も生きてみよう。