14日午後9時26分ごろ、熊本県熊本地方を震源地とするマグニチュード6.5。震源の深さは10キロで、熊本県益城町では震度7の激しい揺れを観測したと突然TVで放送された。
そして、益城町役場は停電し危険な状態になっていることから、防災本部を電気が使用できる保健福祉センターに移動させたが、保健福祉センターには、住民およそ600人ほどが避難してきたと報道されていたが、その夜は、屋外や車の中で一夜を過ごす姿が映し出されていた。
その後、TVの報道では熊本地震一色になったが、報道の途中で何度も余震を知らせる放送があった。
15日、午前0時3分ごろ、震源地は熊本県熊本地方で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されるなど、余震が頻繁に起こった。
16日、午前1時すぎに熊本県で起きたマグニチュード7.3の大地震のあと、熊本県では体に揺れを感じる地震が相次ぎ、さらに震源の北東側にあたる熊本県の阿蘇地方や大分県でも震度6強や5弱を観測する地震が相次いでいます。専門家は、「一連の地震は未明の大地震によって誘発された可能性が高く、今後も地震活動に十分注意してほしい」と報道していた。
熊本県警察本部などの報道によると熊本県内では、14日から続く一連の地震で、これまでに37人が亡くなられ、2000人以上がけがをするなど病院で手当てを受けています。
地震や余震におびえる人たちの姿が3日間放映され続けている。救援隊の派遣も各地で起こっていると報道されているが、明日からの大雨と強風が心配だ。
1・17阪神淡路大地震や3・11東北大地震のように大きな火災や津波被害がなく、少しは助かったかなと思うが、避難者にとっては同じことだろう。
TVに映し出される避難者の姿や、救助隊の働きを見ていて自主防災会としてはどうすれば良いのかを考えさせられた。現在お亡くなりになった37名の方がほとんど高齢者。家屋の倒壊で一瞬にお亡くなりになった方もおられるようだが、一人で逃げ出せなかった人が多いのではないだろうか?
特に、初動期の安否確認が大切だということが改めて分かったが、益城町では、「おばあさんが1階の〇〇にいる、まだ出てきてない」とか誰々の姿が見えないとかを救援隊の人たちに伝えている姿を見て、地域コミュニティで日頃の交流の重要性を実感とした。
しかし、自分の自治会を見ても、分譲住宅や集合住宅に誰が住んでいるのかわからない人がいる。7時間して救出された赤ちゃんがいたが、どこに誰が住んでいるかわからない状況では救うこともできない。
また、避難所に避難した人たちは、恐怖心や不自由な中で励まし合う姿や配給品を受ける姿や行動が整然としている姿を見て少し安心をしたが、現場はおそらく阿鼻叫喚の現場ではなかったかなと思う。そんな時に防災委員はどのように動けば良いのか?市役所職員や、消防署員、警察とどのように連絡を取れば良いのか?
TVから映し出される姿を見て、考えさせられることが多かった。被災された方は、目の前の恐怖や不安との戦いと今後の生活の不安でいっぱいだと思うが、私は、そのような人たちをどのように守り安心して守られるようにすべきかを考えさせられた。
初動期の防災メンバーの動きや指示の確認事項。そして防災本部、医療機関、警察との連絡方法などまだまだ決まっていないことを気づかせられた。
課題はたくさん見えてきたが、まず、避難行動要支援者支援プラン作りをみなさんに訴えていこう。
熊本県の被災された人たちの無事を祈ろう。
<地震・余震の回数>
14日 最大震度2以上 20回
15日 最大震度2以上 31回
16日 最大震度2以上 98回
16日 最大震度2以上 17回