愛知県豊橋市の役40名の自治連合会長が、昨日は京都の亀山市の視察を終えて市役所にこられた。奈良市側は、8名の連合会長と地域活動推進課長等が参加した。
互いの自己紹介ののち、豊橋市の人から7問の質問があった。
豊橋市と奈良市の規模は、ほぼ同じ
奈良市 豊橋市
1、人 口 363,051人 378,334人
2、世帯数 158,268世帯 151,894世帯
3、面 積 276.94 Km2 261.86Km2
4、予算規模 2056億9500万 2055億1000万
5、自治会数 1.113自治会 440町自治会
6、自治会加入率 79.11% 70.7%
質問では、
1、自治会加入率が10ポイントも高いが、加入促進策は?
2、自治会役員の選任を円滑にできる方法は?
3、地域活動交付金はどのようなことに使えるか?
4、地区調整員の具体的業務は?
5、地域自治協議会準備中とのことですが、設立の目的は?
6、国から小中学校の規模適正化の指針が出たが、問題点は何か?
7、自治連合会の事務所はどこか?女性の自治会長の割合は?単一自治会長の交流の場は?等々
質問は事前に提出をされていたので、一つ一つ質問に答えて行ったが、途中でいきなり、「消防団のなり手がないが団員募集はどうしているか?」とか、「地域自治協議会と自治連合会の関係はどうなるのか?」などの質問が飛び出した。
1時間半の時間が足りないほど、真剣なやり取りをすることができた。
終わって感じたことは、やはりどこも同じだなと感じた。特に、自治会加入が少なくなっている問題や役員のなり手がないことに苦心をされているところは同じだった。そして、社会の変化への対応を模索しているというのが実感だった。
今、自分も含めて地縁組織や各種団体にしても運営主体が、70代が中心で、団塊の世代では若手に数えられる。団塊の世代以前の人たちは仕事以外の趣味を持っている人たちが少なく、団塊の世代も「オォ~ モウレツ」の昔コマーシャルがあったように仕事中心で、退職しても地域には友人がなく、昔の同僚との生活に活力を見出している状況だ。
また、団塊世代は、退職をしてボランティアの世界に上手く入れても、地域活動のなかで、組織論をぶってみたり、縦型社会の見方しかできない人がいる。なかなか、40年以上組織人間として働いてきた人たちには、水平思考ができないようだ。
社会は変化の連続だ。
「新しい発想」
「柔軟な企画」
「大胆な行動」で
時代の変化に対応していかなければいけないと思った。
そして、地域活動では、やはり、女性の登用をもっと考えないといけない。
女性はたくましく、男性にない正論をするどく突きつけてくる。この力を、もっと、もっと活かしていこう。
午後から、中部公民館で開催されて、「奈良市人権教育推進協議会」の総会に参加した。やはり、壇上の人たちは、70歳以上の人たちだった。超若手は、仲川市長だけ。