金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO154 フリーダム21を訪問

2006年09月27日 | 過去の記事
自立支援センター「フリーダム21」を過日訪問をしましたが、障害者自立支援法について厳しいご意見をいただきましたが、その後の取組や、9月議会で同僚議員の山中議員の質問結果を持って訪問をしてきました。

昨年障害者のある方々がその能力や適応に応じて自立した日常生活を営めるよう支援するために、障害者自立支援法が成立しました。知的・身体・精神の障害種別に関係なく必要なサービスを利用できるように仕組みを一元化したものです。

国の法律では利用量と所得に応じて一定割合の負担の導入し、持続可能な制度となるようにしました。
具体的には、所得階層区分を4区分にし、
生活保護受給世帯は0円。
市民税非課税世帯では月額上限額15000円
       (年間80万円以下の収入)と、
それ以外が24600円に。
市民税課税世帯は37200円に設定されました。

いよいよ10月から実施という事になっています。
そこで、以前の訪問で、以下の質問をいただきました。

「障害者自立支援法」実施に係る問題点について

1、自己負担を軽減する奈良市独自の措置を


2、地域生活支援事業への積極的取り組み


3、奈良市が今どう取り組んでいるのか、
具体的な形をつくっていく段取り・タイムテーブルはどのようになっているのか明らかにしてください。特に以下に示す、自治体の必須事業の進捗状況は如何でしょうか。
(必須事業)
?相談支援 ?コミュニケーション支援 ?日常生活用具 ?移動支援 ?地域活動支援センター


4、相談支援事業
社会福祉法人に限定するといった委託先
私たちは、障害者(特に身体)の自立生活実現のための支援活動を任意団体として長らく行ってきましたが、この事業を私たちが受託することによって、私たちの特技・特徴を生かせる事業、収益を得る事業の経営が可能となります


自らの特徴を生かせる(フリーダム21の場合、身体障害者への生活相談)団体・組織への委託が可能となるように検討してください。

これらの要望に対して、現在実施可能な事や、今後の課題や、相談事業受託については、まず、奈良県での事業者登録の必要性など、ひとつひとつ説明をさせていただきました。

いずれにしても費用負担が増加している事は確かですし、作業所としての存続もかかっている事を理解しています。また、自立支援というのであれば、その具体的取組については十分でないこと。これらについて今後の課題だと思いますし、奈良市での取組について頑張っていかなければいけないと改めて実感をしました。

帰りしなに、ふとテーブルを見ると、キーボードが机の下にあったので不思議に思い、「さっき彼女が入力作業をやっていたのに、なぜキーボードが下にあるのですか?」と質問をすると、「足で操作をしているからですよ」と説明を受け、お願いをして操作をしていただきました。

 
彼女は、山下京子さんと行って、2児の母親です。各自からご意見をお聞きして時に「37500円の負担は大変で、銀行に行って振込をするたびに通帳残が気になって、いつまで生きられるのか???』と言われたときは胸が痛かったですが、足でキーボードを叩く姿を見て、懸命に生きる姿勢に接してこちらも襟を正して頑張らなければと思いました。
            

       
夜は、地域の声を聞く会に参加をしました。公明党に対する厳しいお話をした抱きましたが、奈良市において、「老春手帳優遇施策』に対して、市長と3月から制度の矛盾解決のために変更を延べ4時間以上議論をした事を伝えました。

市民のみなさんからの声であった、「使い放題の形は残してほしい、使い切りの制度にはしないでほしい』「乗下車時にお金を支払わなくてよい方法でお願いした」との方式については、市長も要望を入れタウンミーティングで、その事を市長の想いとしてみなさんに約束をされました。経過報告するとともに、風呂・映画についてのみなさんの考え方をお聞きしました。
        
「75歳からでは外出を控える年齢なので意味がない』「風呂は必要、必要でない』「「映画はいらない、いや楽しみにしているのに必要」「風呂も、映画も回数を減らしては』等々賛否両論でした。

そこで、いずれにしても、高齢者の人が元気に外出する楽しみを奪うわけにはいかないと思うし、財政的には今後ますます厳しい状況になる事、交通機関の選択の巾を広げる事、などいずれにしても持続可能な方法や、所得制限を設けることや、高齢者の方に少し我慢をしていただいて、次世代を担う、また障害者への支援にシフトをするなど、まだまだ制度検討の余地がある事を訴えました。

またこの制度の持続可能策として、バス利用については、5000円ぐらいであれば負担できるとか、風呂については必要な人にとか、映画についてはいらないのではないか、との声があることを紹介しておきました。



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