今日は佐保幼稚園の入園式。桜は散ってしまったが、快晴のもとでの入園式になった。昨年の入園児はいろいろあって8名の入学だったが、今年は、男児14名、女児13名の27名だった。三笠中学校でもそうだったが、最近は女子よりも男子の入学生が多かったがここでもそうだった。
式が始まろうとすると入口から、ツバメが会場に闖入。もうそんな季節になったのかとみんな一瞬騒然としたが、窓を開けて快晴の大空へ返してあげた。
控室では、佐保幼稚園が民間の保育園に移管されて子供認定園とされるという話で持ちきりだった。待機児童解消問題で国会でも大きな問題になったが、難しい問題だ。
午後からは、明日の奈良市自主防災防犯協議会の28年度の事業の整理をした。
今年の取り組みは、昨年に引き続いて避難所運営についてガイドラインの作成や、昨年佐保川小学校で行った避難所運営訓練をより多くの自主防災組織で行ってもらうことや、奈良市自主防災連絡会独自での防災訓練を行いたいと思っている。
独自の訓練とは、各自主防災会は、奈良市より交付金をいただいて防災訓練や防災資機材を揃えているが、隣の自主防災組織への応援体制や意識もないので、奈良市一本で、例えば東部山間で災害が発生したと想定して、市内各自主防災組織が資機材を持って駆けつける訓練を行うということで、自主防災会間の協力体制や意識の醸成を目指したいと思っている。
どれだけの組織の協力をいただけるか疑問だが、一度チャレンジしてみたいと思う。
また、災害発生時を想定して一人で避難できない人の扱いについて「避難行動要支援者支援プランづくり」を目指しているが、なかなか負担も大きく、自主防災組織でも否定的なところもある上に、自治会に協力をいただかなければいけないので自主防災組織から自治会への理解を求めるのが難しいところがある。
これをなんとかして、奈良市に「一人で避難できないので申請します」と訴えている人(約5000人)については、少なくても支援プランづくりを完成させたいと思う。
そのためには連合自治会の理解をいただかないといけないがとにかくチャレンジしてみたい。
そして3点目は、奈良市では防災計画を作って体制を作っているが、その中に奈良市自主防災防犯協議会との連携部分が明確にされていない。自主防災協議会では、奈良市とどのように連携をとるのかもわかっているようでわかっていないところがある。
本当に明日大地震が発生して被害が発生しても、奈良市の災害対策が本当に機能するのか甚だ疑問がある。そこで、奈良市と奈良市自主防災防犯協議会との連携の取り方を確立する必要がある。相手は巨像のような組織であるが石器時代にマンモスに石の鏃で戦う姿を思い出して挑戦しよう。
災害の少ない奈良で、防災に備えるということは本当に大変だ。