金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO161 奈良市の地域重点要望書作成

2006年10月06日 | 過去の記事
  今年から、自治会からの要望を地区連合自治会でまとめて奈良市に提出をするという制度が出来ました。
各連合自治会から3つのテーマを提出していただき、来年度の予算に反映させていくという制度です。私も佐保川地区連合会の副会長として、9月の臨時総会でその話を聞きました。席上各自治会長からさまざまな意見が出ましたが、とにかく要望を連合会に出してください。という事で、今日提出されてきた要望を連合会役員で、3テーマに絞り込みを行いました。

出てきた要望をどのように3つにまとめるかで議論になりましたが、地域ごとの要望をまとめる事もなかなか出来ず苦労をしました。自治会から提出をされた残りの要望については、私が処理をする事になりました。

市長の市民の声を市政に反映をさせていこうという事はわかりますが、まだまだ問題点が多いです。
1、自治会から地域の問題は直接担当課に提出をしても良い事
   になっているのになぜ、連合会に提出をしなければ行けないのか

2、3つのテーマと決められた連合会としてもその選択基準が明
   確に決められない。

3、来年度の予算に反映をさせると言うが、
   どこまで実現できるのか。

4、提出できなかった問題点については
   どのように処理をするのか。

5、連合会で、地域発展や、まちづくりについて
   自治会と協議がどれほどできるのか。

6、その上で、地域の要望が出されてくるのか、
   (今回提出された、要望を見てみると街灯の設置や
    道路舗装や奈良市への苦情などが中心でした)

7、地区自治連合会に加入していない所の扱いや、各種団体の
   要望はどのような形で聞こうとするのか。


これらの問題を奈良市はどのように考えているのかわからない。このような質問に対して奈良市はどのように意見を聞こうとされるのだろう。私は、議員という立場上質問も出来るし、出せなかった要望の処理も出来ますが、出来ない自治会長に、また各種団体の方々にはどのように説明をされるのでしょうか??

奈良市では、さまざまな社会問題に対して、住民に最も密着している自治会を中心に、子どもの安全、地域の防犯、高齢者や障害者の見守り、学校への協力・支援等々住民の地域力を生かしたいという事は理解しますが、1年交代の自治会や、年間何の会合や活動を持たない自治会や、地区連合自治会とコミュニケーションが取れない自治会等々の実態をどこまで把握されているのでしょうか??

私も自治会長をさせていただいていますが、行政からの依頼事項だけでも大変な負担です。また地域に問題が起きると仲裁や、建設案件など出てくると交渉だけでも大変です。その中で、自治会独自の行事を実施していくとなると本当に大変です。

新しい事を推進していこうとすれば、それなりの実態調査と制度づくりと説明の時間が必要と考えます。協力を仰ぐためには理解と納得がいります。実施してみて問題が出ればまた考える式では、あまりにも混乱と不信を醸し出します。行政はもっとしっかりと現状把握と、案をねって、市民・住民側からの発想で施策を実施していく事が必要です。どうか熟考をお願いします。

午後からは、大会提出の草稿検討を行いました。



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