午前中、三笠中学校で、コーディネーター会議を行った。先日の「三笠まほろば文化祭」の反省会と、今年度の事業の振り返りを行った。
・文化祭では、初めて2校の保育園が合同で参加したが、互いの園児が交流できてよかった。
・小学生が中学生が頑張っている姿を見て自分も三笠に行ったらスタッフをしたい。
・朝のリハーサルでも揃わなかった演技が本番で見事に揃ったと先生が涙していた。
・孫の演技に感動して来年も続けてください。
・多くの人が三行詩の展示を見てくれて、子供の作品を見て感動していた保護者がいた。
・地域の大人が「ふるさと」を合唱したが、200人も参加してくれるとは思わなかった。
等々、大好評だった。しかし、座席が空いているのに座れない(出演者の子供席)との苦情が寄せられたというので、次回は工夫をしなければいけない。
小中一貫教育全国サミットinならで配布されたパンフレット
コミュニティスクールのパンフレット
三笠中学校の取り組みが紹介されました
午後から、自治連合会で取り組んでいる、地域自治協議会のことを各地の自治体のホームページを参考に、色々と学習を重ねているが、自治体によって取り組み方が様々でなかなか参考にできないところが多い。その中で、今日は、「小規模多機能自治推進ネットワーク会議」という存在を知った。数年前によく取り組んでいる地域だなと勉強をしたことがあったが、この小規模多機能自治推発祥の地域だということがわかった。
小規模多機能自治推進ネットワーク会議は、三重県伊賀市、名張市、兵庫県朝来市、島根県雲南市の4市が設立発起人となり142の自治体が参加して、2015年2月17日に設立総会を開催したという。
小規模多機能自治=「人と組織と地球のための国際研究所」の川北秀人氏が提唱
小規模多機能自治の意味と特徴として、
小規模ながらも、= 概ね(小)学校区域
様々な機能を持った、= 分野横断し、統合
住民自治の仕組み、= 住民の参画・協働
○ 協働の仕組み
・・・・市民一人一人の力を発揮する仕組み
・・・・参加だけでなく、参画につながる仕組み
○ 自治体内分権の仕組み(全域対象)
○ 人口減少・少子高齢かにも対応する仕組み
「都市内分権とは、
1、(合併によって大規脱化した)都市自治体の区械を(合併前の市町村の区
減を目途として)いくつかに区分し、
2、そこに役所の出先やコミュニティ・センターなどの拠点施設を置き、
3、そこに住民代表的な組織を置く仕組みのことである。」
国から言われたからということではなく、常に住民を起点に据え、相互に学びあい、自ら考え、行動することであり、まさに地方創生の1丁目1番地である。
まずは行政が仕組みをしっかりつくり、住民のみなさんが動きやすい環境を整えること。課題の対応策をともに考え、相互に共有し、自らの施策に反映するとともに、自ら解決できない課題に関しては、必要に応じて施策を提言する。
(速水雄一島根県雲南市長あいさつ抜粋)
雲南市では、小規模多機能自治が「地域と行政の協働のまちづくりに関する基本協定」を取り交わされています。
地域自主組織は、それぞれの「区域を包括する地域の主体者としての役割」を担い、市域において統一して実施される必要がある業務のうち、
行政が担うよりも効率的かつ効果的な業務を市が地域自主組織に依頼する「必須業務」と、
地域の自主性を尊重し、地域の主体性や個性を生かす「選択業務」を担い、
市行政は地域自主組織の活動を支援するため、情報や研修機会、活動資金や拠点施設の提供と、人的支援などを担うことに。
このような内容を協定という形で実現されているという。私たちが目指す「地域自治協議会」もこのような形にしていかないといけないと感じた。
今後ますます、学習をして制度設計を提案していこう。
設立総会で
▽神野直彦地方財政審議会会長(東京大名誉教授)のあいさつを参考にしたい。
社会心理学の言葉に「予言の自己成就」という言葉がある。未来がこうなると信じれば信じるほど、そうなる確率は高まる原理。悲観的な未来を信じれば未来が悲観的になる可能性は高まるし、肯定的な未来を信じれば、肯定的な未来(の実現可能性)が高まる。
肯定的な未来を信じて進もう。