昨年6月の改選で、建設委員となり2回の質問を行ってきました。都市計画、都市整備には莫大なお金がかかります。2度の質問の大半を費やしてきたのは、JR奈良駅前東西の整備についてや、保健所等複合施設についてでした。
市長は、「市の都市像づくり」について、文化観光集客都市づくりを標榜し、平城遷都1300年を控え、その拠点地区づくりを進めてまいります。
「多くの観光客を迎える「奈良の顔」でありますJR奈良駅周辺の基盤整備を進めるため、駅東口における駅前広場及びペデストリアンデッキの整備計画の推進図る所要の経費を計上するとともに、観光客に奈良のイメージを実感させる場所でもある旧駅舎については、その利活用の検討に合わせた施設の耐震・内部改修を図ります。」
「また、新しい層の観光客を創出するため、宿泊施設の充実が必要と考え、そのため検討を行っていますJR奈良駅西側未利用地を活用した大型ホテルの誘致については、プロポーザル方式により進めたいと考えています」
「西の京地区」「、近鉄奈良駅周辺地区」「近鉄西大寺駅周辺地区」「三条通りの拡幅整備」「奈良町地区」「次に、多くの観光客を迎えるまちづくりに向けて、是非とも必要なのは交通体系の整備であります。」
都市環境づくりの基幹ともなる道路網の整備については、「平城学園前線」「三条線三条工区」の2路線の都市基盤の整備・充実に努めたい。
とされています。将来のために。市民のために。どれも必要なものでしょう。しかし、観光客を主眼においた施策がたくさんあります。市民生活に主眼が置かれているのでしょうか?
また、財政の厳しい中を同時に進行が可能なのでしょうか?優先順位をつける事も重要ではないのでしょうか?凍結事業を検討する事も重要ではないのでしょうか?
これらの事業がどのような判断のもとで、また何を基準に選択と集中をされているのか分かりません。と言うよりは、観光客の誘客による経済の活性化を優先していると言う事だと思います。
必要なものであるとしてもいかにコストを考え縮減を考えているのかが分かりません。これらにどれくらいの総事業費がかかるのか分かりません。
172億円の収入不足が生じると言う話が一人歩きして、その中で、最大の費用がかかるこれらのハード事業を押さえるかという工夫が見られません。
市民生活にかかる負担は行財政改革と言う名の下にさらに負担が増加されようとしています。「公民館の有料化」「老春手帳優遇制度」による負担増。そして、今はテーブルに乗っていませんが、「ゴミの有料化」「下水道料金の改定」また、学校の統廃合問題等々水面下では議論されています。
行財政改革の必要性は理解します。ただ、その推進については、弱いところ、サイレントマジョリティーと言われる市民に向けるのではなく、行政がまず身を削る事が重要であり、知恵と汗を流して創意工夫に努力する事が重要ではないかと思います。
今日も半日議論をしましたが、なかなか納得できる答えがえられませんでした。
明日、建設委員会なのですが、まだ原稿が出来ていませんのでこれくらいにします。
過去の委員会での質問はこちら (19年8月) (19年11月)
市長は、「市の都市像づくり」について、文化観光集客都市づくりを標榜し、平城遷都1300年を控え、その拠点地区づくりを進めてまいります。
「多くの観光客を迎える「奈良の顔」でありますJR奈良駅周辺の基盤整備を進めるため、駅東口における駅前広場及びペデストリアンデッキの整備計画の推進図る所要の経費を計上するとともに、観光客に奈良のイメージを実感させる場所でもある旧駅舎については、その利活用の検討に合わせた施設の耐震・内部改修を図ります。」
「また、新しい層の観光客を創出するため、宿泊施設の充実が必要と考え、そのため検討を行っていますJR奈良駅西側未利用地を活用した大型ホテルの誘致については、プロポーザル方式により進めたいと考えています」
「西の京地区」「、近鉄奈良駅周辺地区」「近鉄西大寺駅周辺地区」「三条通りの拡幅整備」「奈良町地区」「次に、多くの観光客を迎えるまちづくりに向けて、是非とも必要なのは交通体系の整備であります。」
都市環境づくりの基幹ともなる道路網の整備については、「平城学園前線」「三条線三条工区」の2路線の都市基盤の整備・充実に努めたい。
とされています。将来のために。市民のために。どれも必要なものでしょう。しかし、観光客を主眼においた施策がたくさんあります。市民生活に主眼が置かれているのでしょうか?
また、財政の厳しい中を同時に進行が可能なのでしょうか?優先順位をつける事も重要ではないのでしょうか?凍結事業を検討する事も重要ではないのでしょうか?
これらの事業がどのような判断のもとで、また何を基準に選択と集中をされているのか分かりません。と言うよりは、観光客の誘客による経済の活性化を優先していると言う事だと思います。
必要なものであるとしてもいかにコストを考え縮減を考えているのかが分かりません。これらにどれくらいの総事業費がかかるのか分かりません。
172億円の収入不足が生じると言う話が一人歩きして、その中で、最大の費用がかかるこれらのハード事業を押さえるかという工夫が見られません。
市民生活にかかる負担は行財政改革と言う名の下にさらに負担が増加されようとしています。「公民館の有料化」「老春手帳優遇制度」による負担増。そして、今はテーブルに乗っていませんが、「ゴミの有料化」「下水道料金の改定」また、学校の統廃合問題等々水面下では議論されています。
行財政改革の必要性は理解します。ただ、その推進については、弱いところ、サイレントマジョリティーと言われる市民に向けるのではなく、行政がまず身を削る事が重要であり、知恵と汗を流して創意工夫に努力する事が重要ではないかと思います。
今日も半日議論をしましたが、なかなか納得できる答えがえられませんでした。
明日、建設委員会なのですが、まだ原稿が出来ていませんのでこれくらいにします。
過去の委員会での質問はこちら (19年8月) (19年11月)