金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

天平の夢、未来へNO566

2008年03月08日 | 過去の記事
 「古代と未来をつなぐ都市文化」と題した松井さんの話には遷都1300年祭に向けた示唆にとんだ話が豊富にありました。話の中身についていくだけでも大変でした。

 引用される話は日本から世界の事例。古代の事例などついて理解をしていくだけで大変でした。

 しかし、サブテーマ「天平の夢、未来へ~」とあるように、平城遷都1300年記念事業を行うにあたって、この1300年間の時空の中で何を重視しなければいけないのかを示していただいたように思います。

 1、平城京は、ナショナル、ローカル、アーバンがづれていなかった。

 2、平城京は、シンボリズムがあった

 3、平城京は、システム、制度の始まり

これだけでは分かりませんよね。しかしこの説明をしようとすると記憶だけでは出来ません。

 ただ私が理解したのは、この1300年間に残ったもの。また、普遍的な価値を見つける。そして、それらを「見えるものと、見えないもの」としてリストアップしていくことが大切で、その中に1300年祭の成功があるとなぞなぞを示されました。

また、過去を復元することを目的にするのではなく、目に見えたものの奥にある見えないものを引き出し次の時代に引き継ぐ新しいものとして視覚化していく、ソフト、ハードにわたって創造していくことの大切さを示されたのではないかと思いました。

        

 シンポジウムでは、パネラーとして荒井知事と藤原市長とが加わり話をされましたが、知事と市長のキャラクターの違いを面白く見せていただいたという感じでした。

 知事の話の中で、鹿の角を生やした童子の話が何度も出てきましたが、2分化された評価をかなり気にされているようでした。しかし宣伝効果は大いになったのではないかと思います。あとは私たちが1300年間生き続けている平城京に何を見て何を創り出し未来へつなぐのかですね。



 


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6 コメント

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こんな事喋ってるのは3年前 (金田充史)
2008-03-09 17:56:10
こんな事は、3年前くらいに喋っている話です。もう既に何をするか、どんな事をやるのかの全体像を出して、斯様なイベント、敢えて「イベント」と云わせて頂きますが、をするか、発表していかなくてはいけません。が、この"ていたらく"です。

歴史的・文化的などは判かりきったこと!もう既に最終カウントされているのを、知事も市長も御存知無いのでしょう。

しかし、斯様な見方も有ります。1300年記念事業と云う冠で公共工事をしたいのでは無いですか?国土交通省の道路特定財源は、今回のガソリンだけではなく、計8項目、5兆8000億円有ります。斯様な名前を付けて、土木予算を引っ張る事は、十二分に考えられます。

また、県・市で更なる起債で工事を行う事もあり得る訳で、観光の名の基の公共工事を進める事をおやりなのでは無いですか。

だから「県民の」などと言いながら、今回のキャラも勝手に決めている訳で、名前を公募しているから、県民の意見も・・・何て言い分を通そうとしている様にも見えますが、それなら、キャラ自体を公募すべきです。

県民・市民からだんだん遠い存在になって「役所がやる事は勝手にやってくれたら良いけど自分は何もしない」と云う県民が溢れるでしょう。

しかし、裏返せば、斯様な事を為政者が企んで居るのかも知れません。有権者の無関心を良い事に、知事・議会・役人がメチャクチャする・・・良くある事かも知れません。

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書き漏れました (金田充史)
2008-03-09 17:59:33
またこの講演会に参加していないのに・・・と云う意見もあろうかと感じますが、この講師の松岡氏のこの手の講演は、何度か参加させて頂きました。

大体内容は想定がつく事で、今回は見合わせました。

聞きもしていない者が・・・と云う事でしたが、斯様な理由も御座います。

ご了承宜しくお願いいたします。

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68/948 (松永久秀)
2008-03-11 10:07:33
「平城京遷都1300年祭を救う会」の
松永さんからメールがありました。
3月9日の日曜日6時間半かけて署名運動をやったそうです。
そうです。あの「メタボ鹿坊主」の賛成・反対の署名を。
その結果が賛成68反対948で93%で反対の声が
圧倒的に多かったそうです。

でも、不思議ですねえ松永さんからメールがあったんですよ!!偶然とはとても思えません。

自分も1300年祭の公会堂のシンポジウム行きましたが松岡講師の平城京の定義づけや、会場から参加された千田先生のお話を聞いても、
飛鳥ー藤原ー平城を大和時代と称して一括してまとめるところまではおっしゃるのですが、

「天平の夢、未来へ」とのシンポジウムのタイトルの割には過去→現在への言及がただの一言もなく終わりました。天平から現在へ1300年いっきにワープするわけではありません。この長い間を今につないでくれた先人がいるわけで、その人たちが奈良の文化を受け継いできたのですから、主人公であるべきなのです。

でなければ、どうして江戸の町並みを残す奈良町や
歴史のモザイクきたまち、それに県下各地の文化や
物産をどうして紹介し観光の資源とできるでしょうか?

1300年はここに積み重なった歴史の英知の単位であると捉えなおせば意味のあるイベントを催せるのではないでしょうか?
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観光の名の下の公共工事 (金田充史)
2008-03-11 22:28:48
本日、私共の下に「奈良のむらづくり協議会」なる団体から、アンケート結果が届きました。全体の評価と共に、当館の評価もくっついて居りました。で、これを公開OKかどうか、と云う事と、若しマイナス評価が有れば改善計画は如何様か、とか、改善サイクルを提供・・・など、色々な事が書いて有りました。

で、この事務局に問い合わせをかけようと、電話を探しましたが、有りません。ネットで検索すると、出てきましたが、担当に電話する、とまた違う方が出られました。出られた方も自分の所在地も電話も証かされませんでしたので、こちらから聞き出しました。

質問をしていくと、国交省から助成金を貰ってやっている事業で、改善サイクルを提供などと書いて有りましたが、先方の意識改革をさせる様にもっていくのではなく、アンケート結果を送付するだけの様です。

私から云わせれば、こんな事で国土交通省から助成金が出る方がおかしいし、この下請けシンクタンクの助成金目的の銭儲け、位にしか映りませんでしたので、2時間位、徹底的に喰い下がってやりました。第一ラウンドは終わりましたが、明日以降の第二ラウンドが残っています。

これを踏まえて、松永久秀殿は、
「天平から現在へ1300年いっきにワープするわけではありません。この長い間を今につないでくれた先人がいるわけで、その人たちが奈良の文化を受け継いできたのですから、主人公であるべきなのです。」
と御書きですが、彼らは全く斯様な事は関係有りません。つまり、100億円が手元で山分け出来れば良いのです。成功か否かは山分けが巧くできたかどうかにかかっています。その証拠に、奈良の関係者がほとんど居ないでしょう!これは、公共工事をやって税金を山分けする、と云う手法が、観光と云う分野に迄進出して来た、とでも云うモノの様な気がして成りません。

そうでないなら、何故観光関係者やまちづくり関係者の第一線で活躍している方に目を向けないのですか?矛盾していますねぇ。




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奈良のむらづくり協議会 (松永久秀)
2008-03-12 04:26:44
HPを見に行きました。
全国の観光地を指定して紹介していました。
国土交通省に「観光」のセクションがあるのは
知っていましたが、
なんで「奈良」だけむらづくりなんでしょうかね?
生駒でシンポジウムがあって、ネーミングにだまされて行かれた方のブログありましたが、それによると
「むら」は「群」を当てるそうなんですね。

まだ、はじめたばかりでどこから手をつければいいのか手探りなんじゃないですかね。

ちょっと、市や県や関連団体やNPOを探せばわかることなのにね。こんなシンクタンクじゃたかがしれてますね。
でも
金田さんのところへ針をおとしたのが運のつきですね。落とした先が食いつきのいい魚過ぎて。
この猛魚をしらんのかっ!

担当者のTOPは国土交通省のキャリアで若い女性で部長さんだそうですよ。むしろやさしく教えてあげたほうがいいかもしれませんよ。敵か味方かはそれから
判断なさってもいいんじゃないでしょうか。
お忙しいでしょうが、電話メールより会われたほうが
埒が開くんじゃないですかね。






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続・観光の名の下の公共工事 (金田充史)
2008-03-13 22:44:25
昨日、奈良のむらづくり協議会代表の村田教授から電話が有りました。村田先生は、過去に何度か御会いした事が有りましたが、その時は、自分は、今回の様な攻撃心丸出しの本性を出して居らなかった為、簡単に言えば、本性が隠れていた為に、斯様な人間が居る事を計算していなかった様です。それで、あの手この手で進撃してくるのに対して無防備だった事が推定されました。またこんなに早いレスポンスが有る事も想定外だった様です。

村田教授は、自分の質問に一つ一つ答えて下さいました。教授は、アンケートを送付し改善していくプロセスを公開する事により、良い店に人を集まらせていく、と云う手法を取りたい、とおっしゃっていました。これは青森県で前例が有り、その事で1400万人の交流人口が増えたそうです。ただアンケートを送るだけではなく、改善させていく様に持っていきたい、と、云う事でした。

私は青森と奈良で絶対的に異なるのは、門前町か、そうでないかの違いは大きい、と申し上げました。門前町は絶対的に集客力が有り、一見さんのみの商売が成り立ちます。それ故に、固定客が居らず、最悪のサービスでも商売が成り立ちますが、青森は門前町では有りません。絶対的に条件が違うし、ツァー客の使用している店では、なおさらだ、斯様な事を改善しないと、根本的に解決しない、と申し上げました。

教授には、おわかり頂いた様ですが、これに手を突っ込むのは難しい、ともおっしゃられました。

これについては、本当の所は判りませんが、「あまりにひどい観光の名の下の公共工事」では無さそうです。またシンクタンク氏は村田教授の関係者で、ボランティアでなされた様です。

だったら、金田が質問した時に、いい加減な返答をせずに、自信を持ってキチンと返答すれば良いのに・・・。
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