
秋光をゆったり揺らし湯治かな
借景や湯浴みの肌も秋の色
秋光に染めて楽しき放尿よ
いま僕は飛騨の里に来ています。
竜鉄也によく似た民宿の親父さんと、地酒を酌み交しています。
親父さんが、昔のカセットテープのカラオケで「奥飛騨慕情」を歌ってくれたのですが、味ある声で聴き惚れました。
僕も「紬の女」を歌いました。
すると、酔った親父さんが僕の歌に合わせて踊るのです。
お客は僕一人。飛騨牛に朴葉焼きに山の幸と、至れり尽くせりのご馳走です。
しばらく滞在して、文学に耽ようと思っています。本箱にギッシリ「天才バカボン」が揃っています。