今日の遅い昼飯は小布施の小布施堂本店さんで朱雀コースを予約してあった。
小路を抜けて小布施堂本店さんへ。
小布施堂さんが新栗の季節に出す栗の点心・朱雀は、新栗を蒸して裏ごししたものを砂糖とかを加えずにそのまま栗あんの上にふわりとのせた逸品。
今年は9月10日~10月16日。
コロナ禍前は整理券を配っての対応で朝早くから大混雑だったけど、今は完全予約制。本音を言えば完全予約制の方が楽でありがたい。
今年の朱雀コース。
着席するとお茶と雁ノ山が供される。
一ノ膳は、菊和えと湯葉蒸しと牛肉の炊き合わせ。
二ノ膳は、栗ごはんとあさり真丈の碗。
いつものコースよりかなり量がひかえめなんだけど、最後に登場の朱雀が圧巻の迫力。
そう。コース料理とはいえ、全ては朱雀を楽しむためにある。
栗が本来持つ風味そのままの年に一度の贅沢。
おいしゅうございました。
店を出たら、午後の一番暑い時間帯だし陽射しは強烈なのに風が涼しい。
秋の風だ。
クリもブドウもリンゴも素直なものだな。
秋になれば実る。
そしてあるがままが最高のご馳走。