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悲しいなぁ悲しいなぁ悲しいなぁ・・・
くだらなくておもしろくてなんのやくにもたたなくて・・・
でも、氏の作品に触れると、それがなんであれ、気がつけば、清も濁も全部ひっくるめて、人という生き物が愛おしくなっていて、自分が可笑しかった。
そういえば、新聞小説が楽しみで毎日朝刊を開いたのも初めてのことだったな。新聞小説なんてタイトルすらわかってないのが当り前だったのが、始めから終りまで読んだのも初めてだった。
私の母と同じ年である。私が魅かれた頃には、たぶん程よく枯れていて程よく前衛だったのかもしれない。
が、その程よくとは、超人である。
ギトギトとしたアバンギャルドは一瞬のインパクトはあるが、疲れる。ご親切に突きつけていただかなくとも修羅の毎日だ。
その程よさが、よかったのかもしれない。
こんな風に様々な知性が逝ってしまう。
こんな不安な時代に、なにを羅針にやりすごしていけばいいのだろうか・・・