今日は上田方面へ用事のついでに、青木村の道の駅あおきで昼飯を食べる前に大法寺さまに寄った。
青木村とは長野県小県郡青木村。人口約4500人の山間にある。近年では東急の五島(旧姓は小林)慶太氏の出身地としても知られている。
天台宗一乗山観音院大法寺は、文武天皇の勅許により藤原鎌足の子・定恵によって大宝年間(701年~704年)に創建されたと伝わる、いにしえの古道・東山道に面した古刹。
これほどの古刹なれば色々と伝わるけど国宝の三重塔がとりわけ有名。
四季折々に、え、老住職によれば何が何だかようわからんけど咲きよる。
今日は道に設置されている温度計の表示はほとんどの地点で22度。曇りで肌寒い。
大法寺さまのヒガンバナはどうかな?
その前にこっちに寄ってきなよと寺の隣の家の猫。
行ってみたらシュウメイギク。
ありがとう。
参道には青木村郷土美術館がある。
ヒガンバナは、なんというか、枯れているヒガンバナと蕾のヒガンバナが混在している。ヒガンバナまで気候に戸惑っているかのようだ。
大法寺の三重塔の別名は「見返りの塔」。
1333年に棟梁・天王寺四良が率いる都の工匠たちにより建てられた。
荘厳だけどのびのびと軽やかな美しい塔。
塔の写真はどう頑張っても上手く撮れなから画像では伝えられないのが残念。
それにしても人はなんで塔を建てるんだろ?
紅葉の頃にまた行きたいな。
今宵はまた一段と寒い。
食後は温かいコーヒーにした。
そうそう。
大法寺さまのかやの実。
大法寺さまには本堂脇に樹齢約500年のカヤ(榧)がある。
カヤの実は食べられるけど、ドングリと同じでアク抜きをしなければならない。
老住職がその手間暇かかるアク抜きをしてくださって殻を割ればすぐに食べられる状態で受付で授与されている。
これが独特の味わいでなかなかに美味い。
こうやってすぐに食べられるように加工してもらってるから楽だけど、ドングリが主食だった頃の人たちは本当にすごいなって思う。
これを保存食として冬を乗り切ったのだろうか。