今日も日がさしたり曇ったりの落ち着かない空模様。
渋谷区立松濤美術館へ。
鍋島松濤公園にもささやかなフジが咲いた。
渋谷区立松濤美術館。
「エドワード・ゴーリーを巡る旅」。
会期は4月8日~6月11日。
展示室内は撮影禁止。
エドワード・ゴーリー(1925年2月22日~2000年4月15日)はアメリカの絵本作家。
シカゴ・アート・インスティチュートで半年美術を学び、兵役後にハーバード大学でフランス文学を学んだ。
絵本といっても体裁が絵本で、美しく怖くて愉快な現代を生きる大人のための絵本。
ナンセンスで残酷で不条理に満ちた世界観と、細いがうえに細い線で丹念に丹念に描かれたモノクロームのイラスト。
今回の展覧会は5章で構成。
Ⅰ章:ゴーリーと子供
Ⅱ章:ゴーリーが描く不思議な生き物
Ⅲ章:ゴーリーと舞台芸術
Ⅳ章:ゴーリーの本作り
Ⅴ章:ケープコッドのコミュニティと象
平日のせいもあるだろうけど来館者は大人ばかり。
そして細密なイラストに見入り、ロビーのソファーで絵本の見本をめくるのであった。
美術館を出て駅への坂を下って行く。
エドワード・ゴーリーのせいかな。
今日はなぜだかしみじみと、スクランブル交差点って谷底なんだなと思った。
谷にあちこちから水が流れ込むようにスクランブル交差点に人が流れ込み混ざる。