この時期はそろそろ高原の花も咲き始める。
ここのところ戸隠へ向かう途中で気なる風景がある。
標高どのくらいのあたりなんだろ?
木々がフジの花で彩られているのだ。
庭職人が丹精したフジはそれはそれは見事だけど、里山のこれ等のフジは the Death だと聞いたのは確か中井町の山林だった。
あの木もダメだとのつぶやきに、初めて知った。
フジに巻き付かれるとその木は絞め殺されてしまうというのだ。
この時期、長野駅が近くなってくると新幹線の車窓から白い花を咲かせた木々が見える。何を植えたんだろ?綺麗だなと思っていたのだけど、新潟の山村で、アレかアレは厄介なんだと聞いた。
ニセアカシア。
ニセアカシアの侵入はマツ林やヤナギ林の減少を招いているという。
里山といっても今は里山の恵と人間の生活は断絶した。
山菜の時期だけ入り込む人や、不法投棄するために近づく人はいるだろうけど、里山は負動産となり管理する人はどんどんと減っている。
ただ、里山と人が関わり合わなくなり、フジやニセアカシアが繁殖することを荒廃と呼ぶか自然に還るというかは、正直私にはわからない。
私の住まうあたりの今日の1日の気温差は15度。
1年は暖冬酷暑。
花はあっという間に散り、葉っぱが生い茂る。
気候が変わればそれに適した植物相になっていくといえばいくような気もするのだけど。。。
ま。