上田市での用事を済ませて上田城で千本桜を堪能したあとの帰り道は、国道18号線を長野市へとのんびりと。
母が天狗さんとこに寄っていこうよと言う。
千曲市の戸倉宿キティパーク公園は、山の斜面を利用した桜にうもれる広大な公園。ウサギやヤギもいれば遊具も公衆トイレも駐車場もある。
戸倉宿は江戸時代の北国街道北国西脇往還の宿場と栄えた。
天狗さんは公園にたつ高さ約8m・全長約9.5mの日本一大きな天狗さま。千曲川を見守る。
桜桜桜。
私の母のように足腰がかなり弱った年配者にはありがたいことに車で桜のトンネルをくぐることができる。
でも桜さんにはごめんなさい。
戸倉宿キティパークから宮坂峠に入る。
この地には戸倉天狗山伝説があるそうな。
隣町(現坂城町)に住んでいた山伏の兄弟が千曲川の大水で散り散りとなり、長男は戸倉自在山に移り住み厳しい修行積みながら村人の幸せを祈願し、後に村人はこの山伏に感謝して天狗として祀ったという。
宮坂峠を越えれば杏の里。
桜の夢から杏の夢へと。