今日は夏至。
長野盆地に朝は微妙な曇り。
このまま晴れるのかな?と志賀高原の大沼池に向かったのだけど、途中から雨が降ってきた。
志賀高原の貴石・大沼池は徒歩でしか行けない場所な上にどこからアプローチしても片道1時間以上はかかる。
けど、一番整備されたルートなら幅も広く高低差も穏やかで木々が葉を広げている。
トレッキングシューズに履き替えて帽子をかぶってレインウエアを羽織って一応リュックに熊鈴付けて傘をさして歩く。
駐車場には何台かの車が停まっていたから入山してる人はいるのだろうけど歩道に人影は見あたらない。カメラもスマホもリュックに入れたまま雨音を聞きながらひとりで黙々と緑の中へと入りこんでいく。
大沼池は溶岩流堰止湖。
水面標高1.694m、水深26m、周囲5㎞の志賀高原最大の池。
pH4.4の無機強酸性の水が生き物を寄せ付けない。
この池への往復はしんどい。
天候に恵まれたり恵まれなかったり。
けど、この池をながめていると、人生云々なんていう御大層なことというわけでもないけど、ちょこっとそんな気持ちになる。
下界に下りてみれば、雨はどこへやら。
すっかりと晴れていた。
関東甲信地方も梅雨入りらしいけど、どうも梅雨らしくない気がしないでもない。
ま。
夏至の月がのぼってきた。
ほぼほぼまん丸あかるいあかるい月。
明日から畳の目ひとつずつ日が短くなっていく。