善光寺御開帳。
善光寺さまばかりでなく縁のある所も様々に御柱や御開帳。
新潟県妙高市にある関山神社さまには日本最古かもしれないとされる仏像があると聞き及んでいた。
関山神社も善光寺の御開帳に合わせて御開帳。5月21日~6月12日まで秘仏を公開すると知って、今日の隙間時間に出かけた。
だって日本最古の仏像はあおによしの都に御座すのではないのかな?
飛鳥時代の仏像は飛鳥時代においては輸入されたばかりのトレンド。
当然当時の都にあるはず。
いくら日本海側が中心の時代でも妙高は海から近いとは言えない雪深い山中。
ん。
ナビ頼りに上信越道・妙高高原ICで下りて18号線を上越方面へ行き、関・燕入口交差点を曲がって少し行けば関山神社。
駐車場に車を停めて神社へ。
関山神社秘仏御開帳で公開されるのは、四体。
三体は、妙高堂の阿弥陀三尊像。
江戸時代まで妙高山の本尊として山頂の阿弥陀堂に安置されていた善光寺様式の阿弥陀三尊像。
木曽義仲が奉納したとされるが中尊は鎌倉時代で脇侍は室町時代。
説明を読んで何気に視線を動かしたら、ものすごいインパクト。
地面から石仏が生えてる?
関山石仏群は、上半身を強調したフォルムが特徴の石の仏さまのようだ。
拝殿へ。
江戸時代末期の建物。見事な堂宮彫刻だ。
棟梁も木彫り師も高田から来たそうな。
木彫り師のお名前気になる。
拝観料は500円。撮影禁止。中ではガイド氏子の皆さまが丁寧に説明してくださる。
私が拝観したかった関山神社御神体の銅造菩薩立像はおひとりで厨子の中におられた。
飛鳥時代に百済で造られたと考えられている。
2009年から国指定重要文化財。
火事で焼けたとされ欠損が激しい。腕が無い。
お顔はアルカイックスマイル。
華奢で細身。
美しい衣と装身具が施されている。
確かに法隆寺の救世観音とよく似ている。
けど、何もかも詳細は全て不明。
江戸時代までは神仏習合の関山権現の本尊として祀られていて、明治の廃仏毀釈後は秘仏とされてきたという。
境内も含めて謎だらけ。
弁財天も祀られているけど、これって磐座信仰の名残りじゃないのかな?
拝殿で販売していた笹餅を買ってきた。
かのうやさんの笹もち。
これ美味いな。
やっぱりまた行こう!