今日は阪神淡路大震災の起きた日。もう27年前にもなるのか。
と思いながらも、それから16年後には東日本大震災が起きているのだから、地球規模でたぶんそういう周期のようなものに突入してしまったんだろうなとも思う。
今朝いきなりキーンというような耳鳴りを感じた。この間脳の検査を受けてその時点では異常なしだったけど、あくまでその時点。なんて思っていたら、トンガ沖の海底火山がまた噴火したとのニュースが入ってきて、気圧とかの変化だったんかな?
とか妙に納得していたら、それは誤報ということでAPFが記事を削除したようだ。
あのキーンはなんだったんだろ?
ま。
今日は家事が終わった後でなんとはなしに和紙を切っていた。
この間、里山悠々録ブログを拝読していたら、神棚に飾られていた切り紙の写真に目が釘付けになった。
10年ほど前になるだろうか。多摩美の美術館で東北の伝承切り紙の写真展があった。あまりの美しさに圧倒され、写真集を買ってきた。
平凡社コロナブックス:千葉惣次著・大屋孝雄撮影「東北の伝承切り紙」。
中に切り紙の作り方も書いてあったけど、簡単そうでこういうのって難しいんだよな。人の経験からくる手加減が重要な作業だ。
いつか挑戦してみようと思いつつも放置していたのは、たぶん基本的に平穏だったからだったんだと思う。
和紙はいつも日本橋のはいばらさんで買う。
この間ついでに御幣用にはどんな和紙がいいのか聞いてみた。
店員さんは和紙のプロ中のプロ揃い。
・・・これがよく使われてますが、使われる方によって違うようで、なんと申しますか、引かれる力がある紙をお求めのようです。
なるほど。はいばらさんほどの老舗になると、御用達なんて品の無い宣伝なんぞするはずもないからわからないけど、たぶんあちこちの神社さまにおさめているんだろうな。
紙の力か。なるほど。
で、一枚だけ選んでもらった。
疫病の出口が見えてきた感じのところに、今度は海底火山大噴火。もしかして今年の夏は寒いかもしれない。もしかして農作物は凶作になるやもしれぬ。。
和紙を切ってみた。
さすがはいばらさんの店員さんが選んでくれただけある。ハサミをいれた瞬間の感触がゾクッとするほどいい。
でも切り紙はうまくいかんわ(^^;
昼飯と夕飯の段取りしながら、本を読んでいた。
草風館:アイヌ民族博物館監修「アイヌ文化の基礎知識」。
先人の知恵はなにもテクニカルなものばかりではない。
ずっと天変地異に翻弄されながらもたくましく生き抜いてきたんだ。
心の持ちようも先人の知恵。
今日はこのまま夕方まで日差しが弱々しいのかな。