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今日のころころこころ

2023・3・17 スミレ的生き方

昨日は春うららだったのに今日は肌寒い曇り。

ソメイヨシノが咲く頃になるとどういうわけだ天気が崩れる。
ベランダを眺めていたら薄日がさしてきた。
二泊三日で何が変わるというわけでもないとも言い切れないのが芽吹きの頃。
シマトネリコはどうやらこのベランダで生きていけそうだ。
北欧神話に出てくる世界樹はトネリコの木らしい。トネリコが欲しいなぁと思っていたら、假屋崎省吾氏の個展でシマトネリコのちっちゃいのが売っていた。假屋崎邸の庭のシマトネリコを挿し木して増やして販売してるようだった。トネリコとシマトネリコは違うけど、大きく育ててくださいなと言われてスタッフの顔をみたらご本人だった。私は氏のファンでもなんでもない。草月から出た華道家という程度しか知らなかったのだけど、その時、この人も北欧神話、世界樹を夢見ているんじゃないかと思ったのだった。
サボテンも多肉植物も花がぽんぽんと咲いてきている。

ん?この芽はなんだろ?
なんか紫色が見えた気がして、ヤマアジサイの鉢を見てみたら、は?スミレ?
スミレだ!
しかも隣りの植木鉢のスミレだ。
隣の植木鉢にスミレが植えっぱなしになっている。

スミレは種をパパンと飛ばすことで繁殖する。
けど、このベランダでいくら種を飛ばしたところで、下の家のベランダや側溝やなんやらを越えて芝生部分に落ちる確率なんて限りなくゼロに近い。ましてやベランダ内なんで近いどころかゼロだと思っていたのだった。
植えっぱなしになってる方のスミレは、去年までは咲いていたけど、たぶん根が混み過ぎたかその株の寿命か今年は枯れたと思う。
頃合いをみてゴミに出せばそれで終わりなはずだったのだけど、たった一粒だけ隣りの植木鉢に着陸して芽を出して花を咲かせたんだ。
自然の摂理に乗っ取りながら最後の最期まで子孫につないでいくことを試みてみる。
これが植物の強さなだろう。無理に無理を重ねての繁殖繁栄は必ず破綻する。
なんかベランダの植木鉢たちからいろんなことを教えてもらっている気がするのだな。






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