銀座のソニーパークの展覧会の4Fに展開していた山口幸士。
会場でよろしかったらと山口の個展のお知らせフライヤーをいただいた。
サックリと目を通して、思わず、え?
主催が川崎市民ミュージアムと記されていた。
川崎市民ミュージアムは、2019年10月の台風で甚大な被害を受け収蔵庫は水没した。
当初は休館というかたちをとったけど2021年に取り壊しが決定した。
今も収蔵品レスキューの作業は続けられていることは知っていたけど、美術館としての活動がどうなっているのかは知らなかった。
どうやら事務局機能と間借りしての展示を展開しているらしい。
今回の間借り先は登戸。
買い物ついでに溝の口駅でJRに乗り換えれば行ける場所だ。
スマホのナビに住所を入れて、JR南武線・登戸駅で降りて多摩川へ。
今回の会場のRIVERSIDE POINTってあそこか。
どうやら複合ビルのようで、1Fがカフェ、2F3Fが料亭、4Fが貸ギャラリーになっている。
4Fへ。
川崎市民ミュージアム「River / Blue 山口幸士」。
会期は11月19日~12月1日。
山口幸士(1982~)は川崎市生まれ。10代の頃に出会ったスケートボードからの視点を基に疾走感と浮遊感のある作品を描く。
外にもありますとのことでテラスへ。
わお!
目の前が多摩川だ。
作品は掘っ立て小屋の中にあるらしい。
窓から覗いてみる。
どこの記憶なんだろうか。
川崎のどこかのようであり違うようであり、不思議な既視感。
ん。
山口の作品との相乗もあって、もし美術館を移転再建するならこんな感じがいいよな。
とか思ってスタッフさんたちにそう言ってから、互いに思わず、あ・・・
もう川沿いは懲り懲りだわな。
けっこうに離れていてた気がしていても水没しちゃったんだから・・・
これからは川崎ミュージアムの展覧会もチェックしよう。