今年の旧盆は父の新盆。
コロナ禍でなければ今日は近所の人たちがまとまって家にお参りにきてくれるのだが、この状況下ではそうもいかずに有志の方々だけが三々五々に来られるようだ。
昨夜お茶を作りながらアレ?と思った。
家の仏壇にお参りに来てくださるということは、それまでに墓に迎えに行かねばならんということだわな。
でも、すでに12日にお寺さんが来てお経をあげていった。その前後に何人かお参りに来た。
仏壇に色々と一年中いるなら、わざわざ墓に迎えに行くこともないよな???
でも、迎え盆は迎え盆か。
今朝は5時半に目が覚めたから水だけ飲んでそのままお寺へ。
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こんなに朝早くと思っていたのだけど墓地には意外に人が多くて驚いた。
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軽く墓掃除をしてロウソクと花と線香。
このあたりの迎え火は白樺の樹皮を使う。墓の前で焚いているお宅もあればそうでないお宅もある。
家に帰ってカンバを焚いた。
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こういうのはやっぱり夜の方がサマになる気がするんだけどなどと思いながら、これで仏壇にお迎えしたということになるのかな。
ん・・・
結局は、神仏習合の果てがこういうお盆の形式になったということか。
仏教伝来以前からの先祖等の霊を祀る風習と仏教の儀式がいつの間にか溶け合ったんだろうな。
迎え火と送り火は、たぶんいにしえより伝わっているなにか。
盆の行事の中味は、仏教伝来以来のなにか。
迎え盆に迎え火を焚いて、翌日翌々日供養なりもてなしをして、送り盆に送り火を焚く。
きっと本来なら、14日・15日に坊さんがきたりお参りのお客さんが来たりするものなんだろう。
今は、連続性ではなく個々の都合で場面場面が切り取られていく。夏の風物詩かな。
墓にいるんだか仏壇にいるんだか宙にいるんだかどこかに生まれ変わっているんだか。。
ま。迎え盆。
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