気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

癌になったら ・・・ 1.患者の多くは元気な人

2010-07-10 14:00:48 | Weblog
ひじょうに元気だった人が癌の治療を受けて

  生気のかけらもなくなってしまうということはよくあります。


このように癌治療を受けている人は

  げっそりやつれているというイメージがあるので

癌という病は どちらかというと

  虚証(*)の人がなると思っている方も多いでしょうね。


しかし実際には 癌患者の多くは

  もともと元気だった人

  体力に自信のある人

つまり 実証(*)の人なのです。


なぜ多くの人が

「癌は虚証の人がなる病気」という印象を持っているのでしょうか。

それは 実証の人が大病をすると

  中庸(*)を飛び越えて虚証にになってしまうからです。


普通の生活をしている分には

実証から中庸になることはあっても

  一足飛びに実証から虚証になってしまうことはありません。


しかし 癌になり

手術や放射線治療 抗癌剤といった治療を受けると

  ・・・ ほぼすべての人が虚証になってしまうのです。


実証 虚証 中庸というのは

  年齢や状況 環境で変化していくものですが

中国医学(気の医学)の理想では ・・・ あくまで中庸です。


その中庸にも 年齢相応な中庸の状態というものがあり

全体としてバランスがとれていること ・・・ が大事なのです。

                     (2.につづく)







* 虚証:正気(健康を維持するために必要な体力)が弱い
 正気、邪気(病気を起す原因となるもの)ともに弱い、あるいは邪気は弱いが、正気はさらに弱い場合 ⇒ 虚証とみる。
* 実証:邪気が盛ん
 邪気の大小に関わらず、邪気の勢いがそれにもまして強い場合 ⇒ 実証とみる。
* 中庸:虚証・実証の中間
 虚証・実証どちらに偏ることもなく、調和とバランスのとれた状態。いちばん望ましい状態で健康的 ⇒ 中庸とみる。




  






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。