今日も昨日もリンクさせていただいた方の記事をリンクさせていただく。
タイトルは「おもいやり」。
この記事でもいろいろ考えさせられた。
私達は悪いことをした人のことを悪人と言う。
が、その事情を知ったとき果たしてその人を悪人と簡単に断罪できるかどうかということ。
自分も、その境遇におかれたら、してしまうかもしれないという悪はあると思う。
いや悪というのは全てそうかもしれない。
たとえば、第二次世界大戦で孤児になった人が、戦後、食べるものがなくて盗みを働いたとき、誰がその人を真に断罪できただろうか。
昨今のコロナパンデミックの世になって、水商売に従事していた女性が手っ取り早くお金を得ることのできるデリヘルなどの職業に鞍替えした時、それを非難することは容易いが、しかし、春を売る以外に生きる手立てを持たない女性たちを責める資格のある人は、どのくらいいるだろう。
自分を安全圏においておいて命の切岸にいる人を断罪することほどの傲慢はないと私には思える。
上にご紹介させていただいた記事を読ませていただいて、私はそんなことまで思った。
★たはやすく人を断罪するなかれ生まれながらの悪人(おにん)をらねば