きのう会った、お外の猫。
シャム混じりの綺麗な女の子。
「なんだか寒くなりそうね」
「…なんかくれるの?」
ごめん、あげられない。
夜半から降りだした雪で、東京は銀世界。
この子はどこかであたたかくしてるだろうか。
家のなかは、朝からストーブ点火でゆるみっぱなし。
赤ちゃんもミルク飲んで二度寝。
金時「…ひなたぼっこもできんし、寝るだけや」
めくるとこんなん。
電気毛布もはいってます。
あたたかい場所で、外で暮らす猫のことを考えてるのは、傲慢で意味のないことでしょう。
助けられないし、中途半端にごはんをあげる甲斐性も行動力もなく。
外での冬を幾度か経験したこの子は、いまの状況を幸せだと思っているのかというと、きっとそんなこともなく。
つくし「ひとまずぬくくて眠いわよ」
(しかし毛布が毛だらけだな)
猫は過去と現在を比べて有り難がることもしない代わりに、未来を心配したりもしないから。
ゆるむ時も、厳しい時もただ、いまを生きるだけ。
恩をきせたり、申し訳なく思ったり、無責任に心配したりする人間のバカな感情を超えてくる。
人が猫に触れて、惹きつけられるのはそういうところなんだろうな。
シャム混じりの綺麗な女の子。
「なんだか寒くなりそうね」
「…なんかくれるの?」
ごめん、あげられない。
夜半から降りだした雪で、東京は銀世界。
この子はどこかであたたかくしてるだろうか。
家のなかは、朝からストーブ点火でゆるみっぱなし。
赤ちゃんもミルク飲んで二度寝。
金時「…ひなたぼっこもできんし、寝るだけや」
めくるとこんなん。
電気毛布もはいってます。
あたたかい場所で、外で暮らす猫のことを考えてるのは、傲慢で意味のないことでしょう。
助けられないし、中途半端にごはんをあげる甲斐性も行動力もなく。
外での冬を幾度か経験したこの子は、いまの状況を幸せだと思っているのかというと、きっとそんなこともなく。
つくし「ひとまずぬくくて眠いわよ」
(しかし毛布が毛だらけだな)
猫は過去と現在を比べて有り難がることもしない代わりに、未来を心配したりもしないから。
ゆるむ時も、厳しい時もただ、いまを生きるだけ。
恩をきせたり、申し訳なく思ったり、無責任に心配したりする人間のバカな感情を超えてくる。
人が猫に触れて、惹きつけられるのはそういうところなんだろうな。