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温泉と温浴施設、SMARTとオーディオ好きな還暦おじじの日常

ボロアパートのため風呂が壊れて銭湯に通わなければならない、温泉好きなおじじの話 ・・その後、待望の田舎暮らしをしてます。

福島飯坂から宮古そして富山へ その1

2019-03-19 14:18:20 | 温泉
昨年(2018年)10月から11月にかけて、温泉めぐりドライブに愛車SMARTで回ったときの過去LOGです。
ひまなのに途中まで書いてはほっぽりだし、気が付けば年が変わり、春になっています。
当地、伊豆ではすでに桜のシーズン(寒桜、河津桜など)は終了し、ソメイヨシノの開花を待っています。


愛車、SMART(450、600cc、ROMチューニング)の状況
走行距離13万km
2年前にエンジンパーツを交換(バルブ、ピストン、オイルシールなど)
昨年の車検時に足回り(ブッシュなど)交換
かなり大金を支払って、今年の車検まで乗って、買い替え、廃車の予定です。
プラスチック製のドアパネルやフロント、リアパネルは割れが入ってしまい、シールで補強しています。
冷却液がモレているようで、知らずに乗っていると湯温が上がります。
エアコンのスイッチを入れると下がるときもありますが、下がらない場合はヒーターのスイッチを入れても暖かい(熱い?)空気が出てきません。
この状態になると、オーバーヒート寸前の最悪の事態。
駐車すると、冷却液がドバドバと流れてきます。
ラジエーターの中で沸騰しているようです。
水を入れれば走行可能。
以来、出発時には必ず冷却液を補充しています。
LCCと水も携帯必須です。

そんな、エンジンだけが元気な愛車を、約3,000kmのドライブに連れ出しました。
ちなみに出発前日に左のヘッドランプの不灯に気がつき、途中で交換するつもりで、そのまま出発。


1.福島飯坂温泉
予定では、伊東から水戸あたりまで行って、健康ランドに泊まるつもりが、日曜日のため東京までののぼりが渋滞。
片目のまま夜間走るのも問題あり、横浜の行きつけの温泉「LIBURE」に宿泊。
翌日は月曜日のため、道路はスイスイ。
ちなみに高速道路や有料道路は使わない。一般道でのんびりとドライブ。
時間に縛られない旅行は最高!同行者がいない一人旅だからできること。
それでわかったのが、国道4号線(たぶんバイパス)
トラックも少なくないけど、信号も少なく、高速道路必要ないくらい快適で順調。

高速しか使っていない人にはわからないだろうなあ・・・

途中、道の駅で昼食などをとり、順調に「福島飯坂温泉」に到着。
高速も乗らず、一般道も信号少なく、おかげさまで上々の燃費。

飯坂温泉駅、終点です。

予約していた「花乃湯」に早めのチェックインをして、飯坂温泉を散策。


少し離れた駐車場に車を移動したときにすでに気がついていましたが、閉鎖された温泉旅館が目立ちます。
「花之湯」の手前、川を挟んだ向こう岸、すでに営業していない温泉旅館がたくさん確認できます。
駅前の橋を渡ると温泉街の全貌があきらかに・・・・
なんと悲惨な状況!!!
大きな旅館の廃墟がいたるところに
熱海や伊東、箱根など、大掛かりな社員旅行がなくなった状況で、どこの温泉街も観光客確保に苦労をしておりますが、
ここ、福島飯坂温泉は、大震災の影響で原発の風評被害での客足が遠のいたことが大きな原因。
ニュースや噂では聞いていたことですが、ここまでひどい状況とは・・・・

人気のない大きな温泉旅館

「花之湯」の宿泊客は男性の団体客約10名(3部屋)と私だけ
平日とはいえ、寂しい限りです。
食事は私一人で「カラオケスナック部屋」で
まあ、だだっ広い部屋でぽつんと一人用よりはいいか?

食事はまあまあ、良くも悪くもなし。
部屋はこんな感じ。

一人なんで、これでも問題なし。

夕食後、また町並みをブラブラしたが、温泉旅館以外も住んでいない家が目立ち、温泉街の面影はなし。
久しぶりに寂しさを体に感じながら、なんとかこの温泉街を応援してあげたいと思っていたが、
私にはそんな力もないし、また、私がまた来たいと思わせるような、旅館の気持ちも伝わってこなかった。
まだがんばっている残された温泉旅館の再起を願いたい。

そんな寂しい思い出を残しながら、岩手の宮古へ今日ものんびりドライブ。

ああ、「花之湯」の温泉ですが、露天はありません。
湯温がとても熱く、水道水で温度を下げないととても入れません。
団体客が入った後に入浴したので、なんとかそのまま入れましたが、それでもとても熱いです。
翌朝は入れませんでした。温泉を薄めるのが抵抗がありますので。
なんとか、入れるくらいまで冷ませておけないかなあ・・・
せっかく良い温泉なのに、残念。
http://hananoyu-iizakaonsen.com/

宮古へ

福島飯坂から盛岡へは東北自動車道路を使えば一直線。
ところが私は一般道
ということで、海側まで横断して、海岸線を宮古までのんびりドライブ。
当然、途中には震災で被害が大きかった南三陸、陸前高田や釜石を通っていくわけです。
震災後、一昨年、宮古まで行って、復興状況はある程度わかっていましたが、南下してもっとひどい地区を見るのは勇気がありませんでした。

仙台から松島を経由して、南三陸町へ
松島はすっかり震災を克服して、いつも大変な観光客です。
国道は平日でも渋滞。食堂は行列です。
そんな観光地は写真も撮らずスルー。
途中の震災被害状況も復興状況も目に焼き付けて写真にはせず。
確かに道路や海岸の防潮堤の建設は進んでいるようだが、まだまだだなあ・・・
海岸線の国道45号が幹線道路ですが、平行して「三陸自動車道」も建設されており、途中の建設完了部分は無料で通行可能でした。
おかげさまで、宮古到着予定時刻を大幅に短縮できました。
当然、有料部分は通行しておりません。
海岸線の国道を震災時のことを考えながら、のんびりとドライブすることが良いのです。
まあ、そうなれば、無料部分も通るなってことになりますがね。
交通量を分散して、45号の渋滞を緩和させたということで、納得させております。

宮古は「宮古ヒルズ」というビジネスホテルに宿泊。
前の会社の知人と食事をするため。近くの居酒屋で食事。
翌日は「浄土ヶ浜」など案内をしてもらい、港の食堂で朝食をいただく。
震災の影響が大きかった「浄土ヶ浜」は以前に来たときとはかなり変わっていた。
港にはとても高い防潮堤が立てられており、資料館なども設置されていた。
今の海は穏やかである。
さながら「極楽浄土」とは今の状況なのであろう。
観光客も少なく、朝の犬の散歩が良く似合う。



宮古の知人に勧められた温泉にのんびりと向かおう。
八幡平にある「松川温泉」である。
あいにくの雨模様で岩手山は見えないかな・・・

#SMART
#福島飯坂温泉
#花之湯
#浄土ヶ浜





ゑびすや  塩原元湯温泉

2018-09-14 17:34:23 | 温泉
東京から静岡(伊東)への引っ越ししたため、しばらくぶりのブログとなります。

今回は、今年5月に行った栃木県塩原元湯温泉の「ゑびすや」です。

「ゑびすや」は、塩原温泉以外にも伊豆長岡温泉や京都木津温泉、長野白骨温泉にも同名の旅館があり、その他の旅館や飲食店などにもこの縁起の良い名前が使われているようです。

私は特に田舎のさびれた、俗にいう「秘湯」が好きでいろいろと温泉を探しておりますが、
今のところ四万温泉の「積善館・本館」の次に気に入っております。




塩原元湯温泉は那須塩原からかなり山の中へ入ったところにあり、今は3軒だけの旅館が営業しております。
平安初期には48軒の温泉旅館があったといわれておりますが、1659年の地震で村は壊滅し、「梶原の湯」だけが残ったといわれているようです。

平安時代にはこの地の温泉は温泉を煮詰め、胃腸薬として売られていたということです。

今もこの温泉は飲泉として持ち帰ることができます。
私が宿泊した時も持ち帰り用としてポリタンクをサービスしていただきました。(楽天の予約サイトからのサービスとのこと)


お風呂の入り口にある飲泉所です。

温泉は2種類が湧き出ており(梶原の湯、弘法の湯)、混浴では間欠泉(弘法の湯)に入ることができます。残念ながら女性専用風呂には間欠泉はないようです。
もちろん女性も混浴の湯に入れます。
硫黄がかなりきつい温泉で、そのまま布団に入ると体に染み込んだ強烈な硫黄のにおいで眠れないかもしれません。
それだけ体にはすばらしい温泉効果があると想像できます。湯船の写真は公式ホームページをご覧ください。
http://ebisuya3.sakura.ne.jp/

山の中の割には食事も豪華で、とても満足できます。イノシシ鍋もおいしかったです。
朝食には温泉で炊いたおかゆも楽しめます。

これは夕食

部屋数も少なく、家族ですべてをやっているので、とても心安らぐ温泉宿です。
5月の連休が終わって、シーズンオフの平日に伺ったせいか、我々(韓国の友達夫婦と私の友達、全部で4名)以外は宿泊客はおらず、
貸し切り状態で最高の旅行となりました。
泊まった時に気が付いたのですが、翌日木曜日は休みだったようです(5月当時)


帰宅後
持ち帰った飲泉は芋焼酎の割物としておいしくいただきました。
胃腸薬と焼酎、硫黄のきついにおいと飲みなれた芋焼酎、次回も是非飲泉を持ち帰って楽しみたいと思います。

#ゑびすや
#塩原元湯温泉
#飲泉
#梶原の湯
#弘法の湯



四万温泉 積善館

2018-05-11 11:03:19 | 温泉
四万温泉 積善館
一昨年、四万温泉の別の旅館に宿泊しました。
積善館に宿泊したかったのですが、予約ができなかったため、散策して写真だけ撮って帰ってきました。

今年は仕事をやめた関係で、平日の宿泊が可能となったため、5月の連休明けに一人で宿泊してきました。
5/6(日)-5/7(月)
さすがに連休明けとあってすいています。道路もすいすいです。
温泉街も閑散としています。温泉街が連休に入ったようです。

一昨年は外装工事中で足場が組まれておりましたが、今年は完成し「千と千尋の神隠し」の橋を渡ると別世界です。


迷路

自動車を本館奥の駐車場に置いた後で、フロントでチェックイン
私の部屋は本館3階の一番奥「イ-37」
館内の案内図を手渡されフロントの横の階段を上っていくようにとのこと
部屋まで仲居さんが案内するようなことはありません。

階段を上がるとさっそく迷路が現れます。
勘を頼りに廊下を抜けて3階までたどり着きましたが、本当に「千と千尋」の世界に入ってしまったかのようです。


部屋

2人用の部屋を予約 8畳+4.5畳+広縁 冷蔵庫つき テレビつき トイレなし

2人でも十分すぎる部屋です。
本館は「湯治客」としているため、布団は自分で敷きます。(布団上げは必要ありません)


私の部屋からは、入り口の橋が見え、真下には川が流れています。

お風呂

本館のお風呂は有名は「元禄の湯」と岩風呂(混浴・時間により男性、女性専用)
山荘は「山荘の湯」(貸切風呂、空いているときは自由に入れます)
佳松亭は「杜の湯」(露天風呂付き大浴場)
写真撮影禁止につき、積善館のホームページをご覧ください。

早速、食事前に全部の風呂を制覇するべく、「元禄の湯」へ
なんとかフロントまで戻って、橋の横にある風呂へ
スリッパを入り口で脱いで入るとすぐにお風呂、 5つの四角い浴槽が目の前に
脱衣場はお風呂の入り口
予想通り、誰も入っていません。
貸切の大浴場でゆっくりお湯につかって大満足。
天井を仰ぎながら、気分はまさに「元禄時代」

次は混浴の「岩風呂」
またまた「迷路」を迷いながら、本館二階の入り口から一階へ降りると、脱衣場は男と女で分かれていますが、お風呂は混浴になります。
ここも貸しきり状態。混浴の意味はありませんが・・・
広さも岩も温泉も大満足
男性は25時まで、それ以降は女性専用になりますので、男性は早めに入っておきましょう。

山荘の湯と杜の湯へは、トンネルを通ったり、エレベーターを乗り継いだり、まさに「迷路」


二つの「山荘の湯」は貸し切り風呂のため、入り口の札が「使用中」になっていれば、誰かが入っています。ドアにもカギがかかっています。
「使用できます」の札のときを狙って入ります。
中は二つの小さな湯船   当然ここも貸切で制覇。

「杜の湯」は「佳松亭」のフロントがある5階の奥にあります。
「佳松亭」は湯治ではない通常のサービスを提供する旅館。
「杜の湯」も普通の温泉旅館のお風呂です。お風呂は広く露天風呂も広い洗い場もあります。
ヘアトニックなどのアメニティも充実しています。

部屋への帰りも「迷路」を解いて・・・行きと別のルートも見つけました。

食事までの時間は旅館の周りをしばし散歩
「スマートボール」のお店も閉まっており、歩いている人もほとんどいません。


食事

本館の宿泊者の食事は本館二階の大広間で「お弁当」です。
飲み物の持ち込みOK
もちろん、ビールやお酒も頼めます。
コンビニの「お弁当」を想像していると、大幅に裏切られます。



お刺身やてんぷら、ステーキなどはありませんが、私には十分な夕食です。(ピンボケですいません)
ごはんや味噌汁はおかわりできます。
持ち込んだ缶ビールで一人で乾杯です。
食堂には10組ほどの宿泊客が部屋別のテーブルで食事をしています。
騒いでる人は誰もいません。
女性一人で宿泊している人もいました。

食事が終わって少し休憩してから、再度お風呂めぐり

本日は延べ6箇所のお風呂を制覇しました。
夜は、前の川の流れる音がうるさく、持ってきた「耳栓」が役に立ちました。
翌日の朝食も「お弁当」ですが、これも予想を裏切るような豪華さ。温泉のおかゆも食べられます。(ここの温泉は飲泉です)


感想

今までいろいろな温泉、旅館を回っていますが、最高点数の温泉旅館です。
一度泊まれば、また来たくなります。
サービスもありませんが、気を使わないのんびりとした時間がすごせます。
重要文化財の本館はさすがに古いのですが、部屋や廊下、風呂など丁寧に修繕されており、まったく不満はありません。
特に掃除は行き届いており、部屋も共同トイレもごみひとつありません。
露天風呂に枯葉ひとつも浮いていなかったのは、驚きでした。

また、秋の紅葉時期に平日目当てで行きたいと思います。

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#四万温泉
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