初詣は、近江の国の三井寺に行きました。
三井寺は、とても大きな境内の中に、
風格のある金堂だったり、
三重の塔だったり、
高台に組まれた「小」清水寺のような舞台だったり、
六角形の屋根だったり、
末広がりの鐘楼だったり、
様々な種類の建物を見ることができて、
私のような仕事をする身としては、
とても楽しかったりします。
人があまり居ないのも、いい!
ということで、撮った写真を何点か。
部分的なものばかりですが、
全体については、
実際に足を運んでのお楽しみということで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f9/176024fc9c725170477f09b85423b2a8.jpg)
鐘楼の、細かい間隔で連続する、
野太い垂木。
妻側から覗く光に照らされた陰影が、
何ともたまりません。
連続が強調される、
こういう印象の小屋組がとても気に入っていて、
設計する際に参考にしていたりします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/35/cbe843e18a04a49394f9f3a0ad9c79d5.jpg)
昔の建物の雨の道を見るのも、
意外と面白いものです。
よくよく見ると、
割と大胆なことしていること、
多いですね。
あの金閣寺も、
実は野太く雨樋が見えていますよね。
しかし、あまり気にならないのはなぜでしょう。
きちんと意匠計画がなされているからなのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c8/2cbd0b61cb3ce5a385d5c37cf6c72945.jpg)
蔀戸。
割と古くからある、建具の機構ですね。
意匠上機能上気に入っていて、
一度自分の設計の中で、
取り入れてみたなあ、と思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/da/bcecbf7eef46306fa401a4ad7458d925.jpg)
昔の人たちの意匠って、
案外ファンキーだったりするんですよね。
なお、真ん中に見えるのは、
開き戸の‘木製ピボットヒンジ’です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/28/c0bd822d5778672898add644bcdf9896.jpg)
荒壁と焼杉の外観。
寺でこうした意匠に出会うことは珍しいような。
それにしても関西の土は、白いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/51/f4b86f9008c971f9864ae94e26daea2a.jpg)
丘の上に建つ舞台の、
通し貫の雨除け。
今回見つけた意匠の中で、
最も気に入りました。
割と手軽に機能を満たしていて、
それでいてカッコいいのがいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/4d/50f93f92a37d066b31d89d77848dc2f5.jpg)
寺の境内のヒノキ林。
やはり人の手が丁寧に入ると、
森は美しいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/05/846225e3407ae8cafeb77867000913c0.jpg)
(番外編)
子どもたちがこれを見て、
「焼肉じょこう!」と叫んで、ケラケラ笑う。
子どもたちよ、
いくら殺生を禁じる寺だからといって、
これは「焼肉除行」ではない。
「境内(けいだい)」と言うのです。
三井寺は、とても大きな境内の中に、
風格のある金堂だったり、
三重の塔だったり、
高台に組まれた「小」清水寺のような舞台だったり、
六角形の屋根だったり、
末広がりの鐘楼だったり、
様々な種類の建物を見ることができて、
私のような仕事をする身としては、
とても楽しかったりします。
人があまり居ないのも、いい!
ということで、撮った写真を何点か。
部分的なものばかりですが、
全体については、
実際に足を運んでのお楽しみということで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f9/176024fc9c725170477f09b85423b2a8.jpg)
鐘楼の、細かい間隔で連続する、
野太い垂木。
妻側から覗く光に照らされた陰影が、
何ともたまりません。
連続が強調される、
こういう印象の小屋組がとても気に入っていて、
設計する際に参考にしていたりします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/35/cbe843e18a04a49394f9f3a0ad9c79d5.jpg)
昔の建物の雨の道を見るのも、
意外と面白いものです。
よくよく見ると、
割と大胆なことしていること、
多いですね。
あの金閣寺も、
実は野太く雨樋が見えていますよね。
しかし、あまり気にならないのはなぜでしょう。
きちんと意匠計画がなされているからなのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c8/2cbd0b61cb3ce5a385d5c37cf6c72945.jpg)
蔀戸。
割と古くからある、建具の機構ですね。
意匠上機能上気に入っていて、
一度自分の設計の中で、
取り入れてみたなあ、と思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/da/bcecbf7eef46306fa401a4ad7458d925.jpg)
昔の人たちの意匠って、
案外ファンキーだったりするんですよね。
なお、真ん中に見えるのは、
開き戸の‘木製ピボットヒンジ’です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/28/c0bd822d5778672898add644bcdf9896.jpg)
荒壁と焼杉の外観。
寺でこうした意匠に出会うことは珍しいような。
それにしても関西の土は、白いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/51/f4b86f9008c971f9864ae94e26daea2a.jpg)
丘の上に建つ舞台の、
通し貫の雨除け。
今回見つけた意匠の中で、
最も気に入りました。
割と手軽に機能を満たしていて、
それでいてカッコいいのがいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/4d/50f93f92a37d066b31d89d77848dc2f5.jpg)
寺の境内のヒノキ林。
やはり人の手が丁寧に入ると、
森は美しいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/05/846225e3407ae8cafeb77867000913c0.jpg)
(番外編)
子どもたちがこれを見て、
「焼肉じょこう!」と叫んで、ケラケラ笑う。
子どもたちよ、
いくら殺生を禁じる寺だからといって、
これは「焼肉除行」ではない。
「境内(けいだい)」と言うのです。