一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

ワクチン予約受付騒動

2021年05月16日 | 最近のできごと
 先日、居住区でコロナ・ワクチンの予約受付が開始というニュース速報をネットで読んだ。その後、居住区のサイト・ページを読み、予約のページを見てみたら、
 ――予約受付は終了しました。――
 というメッセージが出ていた。時刻表示は、午前9時15分。予約受付の開始は午前9時と表示されていたから、わずか15分で終了したということになる。
 その15分間に、ネット予約の他、電話予約や受付場所に行った人たちの人数分でなくなるほど、ワクチン供給量が少なかったということなのか。
 それとも予約受付日の情報をすでに得ていて、開始時刻前からパソコンの前に座っていたり、固定か携帯の電話を傍に置いておいたり、受付場所に行っていた人が多かったということなのだろうか。
 そのどちらなのか、情報がどこにも出ていない。
 ニュースでワクチン予約受付開始を読んだのは正午近くだったが、午後に録画の報道番組やワイドショーでも取り上げていることを知った。どの地域も電話は繋がらないとか受付場所には行列ができていたなどと報道していた。
(そんなに多くの人たちがワクチンを打ちたがってるなんて!)
 驚愕したし、信じられない気もした。周囲にワクチン接種を早く打ちたいと言う人も数人いるが、一般的には少ないと思い込んでいた。
 朝から報道番組を見ている姉が、やや興奮気味のメールを送ってくるようになった。姉の居住区では、予約受付は特定の曜日だけで、毎週、昼前に受付終了の知らせの市内アナウンスがあるらしい。
 友人知人たちとも話してワクチン接種は様子見と言っていた姉が、
 ――予約とるのが時間かかりそう、でもまだ思案中――
 などというメールを送ってくるようになったのである。
 ――予約したい気持ちになってきたってことね。それって群集心理よ!――
 群集心理という言葉を思いついたことで、
(もしかしたら政府の陰謀かも! ワクチンの予約する人がこれほど多くいることをマスコミで煽る狙いかも! 私も私もと群集心理の人心を煽り、1人でも多くワクチン接種させる狙いがあるのかもしれない!)
 サスペンス映画ばかり観ているせいか疑い深くなった私は、群衆心理を煽る作戦ではないかと想像したくなった。情報操作も報道規制もする政府を信用しきれないせいである。
 たとえば医療従事者の接種が開始されて以降、ワクチン接種後に40代の男性医療従事者が死亡とか60代の女性医療従事者が死亡というニュース速報をネットで読んでも、報道番組やワイドショーで、そのことには一切触れられない。ワクチン接種をためらう人が多くなると困るからだと思う。テレビ局は、〈情報操作&報道規制&視聴者洗脳〉を行う要素があるから油断できない。油断というほど身構えているわけではなく、スマホのパズル・ゲームをしながら聞いているけれど。
 また、最近では、以下のような記事を読んだ。
 
 ――副反応が疑われる重い症状が出て、その後、亡くなっていたことが分かりました。亡くなったのは50代の医療従事者の女性で、2回のワクチンを接種したあと、呼吸困難や心不全などの副反応が疑われる重い症状が出てその後、亡くなったということです。――
 ――県は副反応が疑われる事例について、国からの情報提供を受けてホームページ上で公表してきましたが、ワクチン接種が本格化し、報告事例が相当数に及ぶことが想定されることや、各都道府県での公表の取り扱いが統一されておらず、本来、国において統計的に扱うものだとして今後は公表は控えるとしています。――
 ――アメリカの医者が、こう証言している。「アメリカでは約3万人がワクチンで死亡していて、11.5万人が副作用を訴えている。――

 それらの情報を読むのは私だけではないはず。多くの人が読んでいるのに、本当に予約の電話が通じないとか順番待ちの行列ができるとか、わずか15分で受付終了という事態になるほどワクチン注射を望んでいる人が多くいるとは信じられない気がする。やはりワクチン供給量が少なかったに違いない。そのほうが群衆心理を煽りやすくなるということにもなる。
 最近では地方の権力者とか言われる人たちが優先的にワクチン注射をしたといって責められている報道も続いた。たて続けに同じような報道があるのも、それもまた、何だか怪しい。「あ、ずるーい! 私も私も早く打ちたい!」という群集心理煽り作戦――なんていうことはないかもしれないしあるかもしれないと思えなくもないし、そんな想像もしたくなってしまう。
 
 それらは根拠のない私の想像であり、考え過ぎ、疑い過ぎと言えるかもしれない。
 ただ、最近、思わず、
(こ、怖~い!)
 と呟いたのは、
 ――ワクチン接種には本人の同意のサインが必須――
 という情報を読んだ時だった。わざわざ、そんな同意書を取る必要がどこにあるのだろうか。痛い注射をしに来ているのだから、同意するということなのに。裁判を想定してのことなのかと想像してしまう。ワクチンを接種して、危険な副反応が起きても、生命を落としても、自己責任。その自覚を忘れないようにという怖い戒めのように感じられた。
 医療従事者が優先接種と決まった話題の時、「実験台になりますよ」と言ったテレビ出演の医師の言葉が、頭から離れないのである。専門家でさえリスクを感じているワクチン。6万人に1人は副反応が出て、何万人に1人が死亡という確率の情報を読んだ時、私はロシアンルーレットを連想した。拳銃の引き金が注射器。多数発の1発に、弾薬。その1発の弾薬が、私の身体に命中しないとは限らない。ワクチンを打ちたい人たちは、弾薬の入っていない引き金に自分は当たると固く信じているように見える。

 とは言え、やはりワクチンを接種することになると思う。怖いロシアンルーレットを人生で初めて経験することになるが、楽天家の一面もある私は、
(弾薬の入った引き金を私の身体に向けて撃たれることはないわ。神様がちゃんと守ってくれるもの)
 接種の日には、きっと自分にそう言い聞かせると思う。
 国産ワクチンは年末には製造できるという情報を読んだ。輸入ワクチンは怖い、国産ワクチンのほうがマシで少しは安心、と言えるかどうか知らないし、そんな情報はどこにも出ていないが、可能なら輸入ワクチンより国産のワクチンのほうがいい。
 もうもうコロナ情報は飽きてきた、アミメニシキヘビの行方のほうが関心がある――と、そう言いたい気分になったりする。


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