アラフィフで開業した呑兵衛診断士の日記

名古屋のお酒好きアラフィフ診断士が5年余りの企業内を経て開業!仕事したり呑んだりしながら書き連ねる日記です(*^^)v

POS連動のポイントカードは居酒屋に有効なのか?

2010年01月27日 10時35分59秒 | Weblog
ワタクシの勤める会社はいろんな事業をやっておりまして。

その一つが居酒屋


とある駅前に1店舗だけ構えております。


この居酒屋の企画にも携わっております。


最近、上から言われている課題は・・・


会員制度の構築!


抽象的・暗黙知になりがちな居酒屋の顧客管理を、「会員カード」を用いてより具体的・形式知にしていこうとするものです。


長年の課題ではあります


サラリーマンの多い地区なので、今までは「名刺」をデータベースの軸にして、

予約実績をアクセスでひも付けしておりましたが、

この方法では、いわゆる「フリー客」「予約名の無い個人客」を管理できません



そこで出てきたプランが・・・


リライトカードによる会員制度の導入・・・


しかも、POSレジ連動型。


ということは、「いつ」「誰が」「何人で」「いくら利用したか」はモチロンのこと、「何を飲み食いしたか」も記録できるってことです。


と、聞けばなんだか立派な会員制度ができそうな気もしますが・・・



気になる問題点が2つ



問題点①「会員を集めることができるのか?」

これはオペレーションの問題。

誰だってあまり使わないカードは財布から外します。

「常連」と呼んでる方々でもせいぜい月1回程度の利用頻度の、しかも「酔客」にポイントカードを持っていただけるんだろうか。



問題点②「ワントゥワンマーケティングになり得ない」

POSレジと連動すれば、ワントゥワンマーケティングが可能になるはずですが、ことはそう簡単ではありません。

なぜか?

それは居酒屋の精算方法にあります。

居酒屋で個別精算なんてしないですよね?幹事さんが皆から集金して代表して精算するはずです。

となると、例え幹事さんが「下戸」でも、連れの方にお酒好きがいたら

出品データには「お酒好きな会員さん」と記録されるワケです。

「幹事さん管理システム」と割り切ればいいのかもしれませんが・・・・。


  



居酒屋、サービス業として、ウチ程度の単独店はまだまだ問題点も多く、他にやるべきことはたくさんあります。



接客サービスの向上及びマニュアル化、人材育成、メニュー開発・・・



それらに優先してまでやるべき時期じゃないような気がしています。




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