久しぶりに、日比野の市場内にある「一力」で昼飯を食べました
やっぱり旨いです。お値打ちです。
そりゃ、漁港の市場で食べるようなものとはまた違うかもしれませんが、会社の合間に行ける店で、昼飯に旨い鮮魚を食べたいならここですね。
並んでる理由も分かります。
この店に行ったのは半分は仕事で
ここんところ、仕事でずーっと、とある飲食施設の営業支援をしております。
決してお客様が少ない店ではありませんが、なんせ施設が大きいので損益分岐点が高い
席数にして500席あまり。
飲食施設としては大きい方だと思いますが、チェーン店ではなく1店舗だけです。
詳しくは書きませんが、まぁともかく今より収益を上げましょうってことです。
悩んでいるのは店の方向性。
現在は、500席のお客様の要望に対して、全方位的に対応してるから、総花的なメニューになってます。
あれもこれもやろうとするあまり、冷凍物やレトルトに頼る面も大きい。
特別不味いものも無いけど、特別美味しいものも無い。
とある破綻したGMSの経営者の言葉を思い出します。
「うちにはなんでも置いてあるけど、お客様の欲しい物は一つも無かった。」
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これと同じ状況になっている気がします。
500席を埋めるには、薄くても手を広げなければいけないのか?「とんがる」ことは危険なのか?
「とんがる(尖る)」
いわゆる差別化、動機付け。診断士勉強中には常に出てきた言葉です。
その「とんがる」方向性は危険なのか?
いや、やはり「とんがる」べきだと思います。
そりゃ、一部のお客様からは苦情を言われるかもしれません。
でも・・・
「これを食べるならこの店へ。」
古今東西、店の規模に関わらず、飲食施設の原則はコレだと思います。
冒頭の「一力」は市場の中にある強みとイメージを活かして「とんがって」いる好例だと思います。
小さい店ですけどね。
しかし、理論だけじゃなく、実践の場で提案するのはけっこう大変なこと
なにで「とんがる」のか?料理か?接客か?
理論だけでは店のスタッフは動かない。具体的にどうすれば「とんがる」ことができるのか?
「とんがる」ことを選択した結果が、以前よりマイナスになった時にどう対処するか?
この店なりの「とんがり」を創りだして成功させたい案件です。
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