寛ちゃんが天使になって、ひと月ほど経った頃、寛ちゃんの夢を見た。
寛ちゃんは、西O屋のCMのうさちゃんの様に、急がなきゃ急がなきゃってチョコチョコ走っていて、私も寛ちゃんと手をつないで走っていて、グネグネ道をただひたすらに慌てて走っていた。
寛ちゃんは、天国へ持っていった、寛ちゃんばぁばの買ってくれた白地に水玉のゾウさんのアップリケの付いたお洋服を着ていた。
このお洋服。。。
途中、韓国の人に会って、ま~なんてカワイイの~と言われ、次に中国の人に会って、カワイイ子ね~と言われ、私はすごく嬉しくって、ありがとうございます、って言って、また寛ちゃんと手をつないで走った。
急いで向かって、到着した先は、白人の女性のところだった。
私はすごくホッとした。寛ちゃんもニコニコだった。白人の女性も寛ちゃんを可愛がってくれた。私は寛ちゃんを抱っこして、彼女に寛ちゃんを預けた。
淋しさとかは感じず、優しい女性に寛ちゃんを預けられた事で、心が穏やかになっていた。
夢はそこで終わって目が覚めた。
その夢を見たのが、2009年の12月。。。
私は、寛ちゃんの夢を見る事はあまり多くない。
せめて夢でもいいから寛ちゃんに会いたい。。。
頭は寝ても覚めても寛ちゃんの事でいっぱいで、いつも寛ちゃん♪寛ちゃん♪って心の寛ちゃんと共に生きている。
夢で会いたいから、寝る前に寛ちゃんの事をいっぱい考える。。。でも、寛ちゃんに夢で会えない。
何度か寛ちゃんに夢で会ったのだけど、
それはいっつも決まって、寛ちゃんは亡くなってる設定。
でも、実は生きていて、あ、呼吸した?、あれ?動いた??って、寛ちゃんが生きてたよ~って、でも誰にも言えなくて、こっそり寛ちゃんを家族だけで育ててる夢。
でも、毎回見るその夢の結末は、いつも急変して…病院に慌てて電話して、病院では看護師さん達が生きてたんだって大騒ぎで、恐がられて、でも、新生児科の主治医のH先生だけはいつもと変わらず優しく接してくれる。。。
結局寛ちゃんは、また天使になっちゃう、そんな夢。。。
明け方、夢が終わって目が覚めた。
夢の続きを見たくって、必死に目を閉じたけど…ダメだった。。。
寛ちゃんの夢だった。
寛ちゃんが普通に生きている夢。成長してる夢。
こんな夢は寛ちゃんが天使になってから始めて。。。
寛ちゃんは、ムチムチしてて、久しぶりに会う私を目掛けて、まだ下手くそなズリバイとハイハイが混ざったような動きで、ニコニコ笑顔で寄ってきた。
私は、寛ちゃんが下手くそなハイハイが出来てることにビックリして、そんなの出来るようになったの~すごいね~って、その姿見たさに、少しずつ寛ちゃんから離れ、また寛ちゃんが寄ってきて、を繰り返した。
そしたら、寛ちゃんはお得意の甘え泣きをして、ママ~って訴えた。
ごめんごめん~って寛ちゃんを抱きかかえたら、寛ちゃんは随分と重たくなっていた。
寛ちゃんは満面の笑みで私を見て、私も寛ちゃん~って寛ちゃんを抱きしめた。
その後、寛ちゃんを降ろすと、寛ちゃんはまだ1人では歩けないけど、手で支えてあげたならヨチヨチ歩ける感じで、数歩一緒に歩いた。
窓際に来て、窓の外を見て寛ちゃんが笑ってた。
夢はそこで終わった。。。
寛ちゃんの髪の毛は、男の子なのにちょっと長め。。。ママの好きな男の子の髪型♪
これより少し長い感じ。。。
寛ちゃんは生きていたならもうすぐ3歳4ヶ月。
一般的には、もうワンパクな幼児。。。
でも、私は、成長のゆっくりだった寛ちゃんは、もし生きていたなら今頃~って思ってたのは、夢で見たくらいの姿だった。
夢なんだけど、久しぶりに寛ちゃんに会えてよかった♪
前に友達から言われたことがある。
夢に出てきて、夢が終わったら、淋しくて辛くなるのを寛ちゃんはわかってて、ママを悲しませたくないから、寛ちゃんは出てこないのかもね、って。いつかきっと出てきてくれるよ、って。
本当にそうだったのかもしれないな。
今は、夢だったって、頭でも心でもちゃんと理解できているけど、1年前にこんな夢を見ていたなら、寛ちゃんへの会いたさが募って、目覚めた時泣いていたかもしれない。。。
寛ちゃん、これからも夢で会おうね♪ママは大丈夫だから、いつでも夢に出てきてね♪
夢に出てきてくれたのにはもう1つ何か良い事の予告みたいなのがあるかもしれないね♪
私もたかしの夢はほとんどみません。
でも来月は寛ちゃんは天国でのお仕事がお休みだからまた夢にやってくるかも。。。
くるといいですよね。
私は夕べ、寂しくてたかしとお話しながら添い寝してる気持ちで寝ました。
ゴメンナサイ。涙ウルウル