奇乃堂

幅広いのがよくわかった レオナルド・ダ・ヴィンチ展

 今回は後半の、平日を選んだ。
 写真OKの展示。
 あの、デジタルのシャッター音が苦手なので、避けて正解だった。撮る音は聞こえたけれど、四六時中ではなかったし。むしろ、気を使わせてしまい申し訳ないと思ったよ……避けてくれたので。あ、でも、ちょうど見終わったのかもしれないとも……。
 さて、「没後500年記念 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の『手』から生まれた未来への夢」を見てきたのだ。ダ・ヴィンチと言ったら『ダヴィンチ・コード』とタイトルがよぎるけれども、内容を覚えていない駄目な私がいる。ああ、モナリザだっけ、あっそいうば人体の絵も描いた人だっけ、あの空飛びそうな……と漠然と考えるが、同じ人としてつながっていない節はあった。
 そして、今回、展示を見て思ったことは、本当幅広いな、だった。
 素描は医学と美術に通じるものがある。人体が関わっているわけだからね。
 建築や軍、音楽のことなどなど幅広い。
 ロボットに興味があったとか、空を飛ぶ道具を考えたとか……。
 ただ、人間味と言うのを感じたのは「戦車」の模型の解説だった。あまりにも強力なために使われることの問題を考え、歯車の設計をあえて間違えたとあった(はず……私の記憶が最近おかしいのでふわんだな。あ、写真撮ればいいんじゃないか! そこ、撮らなかった)。
 あと、もう一つ。「自動回転肉焼き器」。なんか、良い。人間、食べることが基本だもんなぁと思った。熱で動く……んだろうなと模型を見ながら考えた。
 残念のはセンサーで動くという出し物……私、反応してもらえなかったことかな……恥ずかしいというか悲しいというか。指を突き出し、肩の高さに持っていき、布を指す……えとー? これは「えいっ、やー」と勢いよくしないと駄目だったのかな……うむー。
   × × ×
 そごう美術館において、10月15日まで。時間及び入館料はお問い合わせを。

今後ともよろしくでございます。

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