以前やった失敗はすべての材料を入れた上、押さえておかなかったために気泡により鍋の中でひっくり返すという事態。
それ以降、試験管挟みを導入。器が小さい分には問題は発生しなかった、25mlの保存用遮光瓶や30mlビーカー。
× × ×
今回、100mlビーカーでまずミツロウを溶かしている時に事件は起こった。16mlのミツロウという固形では計れない状況を、何とか推測により6グラム前後として溶かしていた。
ところがどっこい、ひっくり返ってしまったのだ。試験管挟みでは100mlビーカーは重かったらしい……。
ミツロウの融点は高い。あっという間に湯から外れた鍋とビーカーは白い塊に覆われた。
どうやって落とすか? 無水エタノールを試し、こすり……等々悩んだ。
鍋は何とかこすり落とし……ふと、融点を下げればいいんだと気付く。しかし、鍋を別途犠牲にするのかなどなやんだ。
結局、洗い、このビーカーでミツロウのクリームを作って、そのクリームを器に移した後に残るクリームをこすり込んだ。
ビンゴ!
落ちた……ビーカーに付いたミツロウが。
危うくビーカー一つ駄目になったと捨てるところだった……。
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