ふむ……手元には葛粉(甘藷でん粉)があるため、それはない。
また、買った本葛の裏にある「召し上がり方」にあんかけにも使えるとある。
そうか、葛餅ばかりに目が向いていたけれども、葛粉は材料の一環としてとらえてもいいのだ。
確かに、水ようかんを作る際、葛粉を少量入れると、沈殿が起こりづらいのだ。また、歯ごたえも変わる。
うん、葛粉は葛粉の良さがあるわけだ。
ふと、水ようかんを作る際に、片栗粉を使ったらどうなるんだろう、と思った。
葛粉はあんかけに使えるというけれども、あんかけは片栗粉で作るというほうが私の脳裏にはあったからだ。
さらしあんがまだ残っているし、やってみよう。
葛粉5グラムではなく、片栗粉5グラムで。
……沈殿したね、さらしあん……。
さらしあんオンリーで作ったことないけれども、片栗粉だと、半分近く透明に。
さらしあんがすくなかったのかな……?
同じさらしあんと葛粉で作った水ようかんは、1ミリくらい分離はしていたけれども。
……さらしあんの分量かなぁ?
それと、葛粉の代わりに片栗粉を使うなら、分量がいるのかもしれない?
謎は生む。
とはいえ、代用は可能ぽいけれども、時と場合、分量によるのだろうなぁと考えをまとめるのだった。
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