雷苦手なのものは……

　先日、帰宅中に雷雨に遭遇。いや、遠かったけれどでもいつ落ちるかなんてわからないんだと思うとめそめそしていた。
　嫌だろうなぁ、私が「みぎゃ」という変な顔をしているのを見た人。
　私は荷物もあったけど中腰で走り、傘もあるけどずぶ濡れ。とりあえず、バックボード（紙製・Ａ３サイズ）を死守せにゃという心で走る。でもまあ、ビニール入りなのもあって、無事だった。
　途中の車は通らないけれど何度かに１度は車が通過する横断歩道で信号を待っていた。目の前にスマホいじる若い女性と付き従うわんこ（柴犬か雑種か、狐ではない）。
　あー、雷雨なのに散歩か、大変だな、わんこ。雷、耐えられるのかな？　だから来ているんだよね？
　などと私は考えていた。信号が変わって私が渡る。
　スマホに夢中なのか飼い主渡らず。私が渡り切ったとき、スマホをしまいつつ飼い主は一歩用とした。
　わんこ、停止中。
　……。これは……「俺を見ないでその四角い箱見てる場合か！」ということへの反抗よりも「頼む、もうここで勘弁してくださいよ、雷ですよ？」かな……。
　私も雷嫌なので、あのわんこが横断歩道を渡ったかは知らない。