[4月ご紹介書籍]
☆ ■中澤康彦著「星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント」日経BP社
後継者問題でお悩みの経営者、特に経営者の子女にどう自社に興味をもたせるかについてはヒントになります。
たとえば、子女がやりたいことがあって、会社を継ぐのを嫌がっている場合は・・
「ベンチャー企業として事業を立ち上げるには、事業資金を工面すると同時に(中略)さらに、成功には『運』が絡んでくることも多い」これに対して、ファミリービジネスの後継者は先代がつくってきた事業基盤をそのままリスクを抱えることなく、時期告げる強みがある。先代の築いてきた事業が強固なものならば、後継者の失敗を吸収することが出来る。」(p41)
「若い人たちでベンチャー企業の経営者になりたいと思っている人はたくさんいます。しかし、ベンチャー企業の最大のリスクは大半がつぶれることです。ごく一部は巨大になることもあるかもしれませんが、まれです。ところが家業というのはずっと継続してきたから、何か特別なことがなければすぐにはつぶれません。その間に第2創業というか、ベンチャーとして新しい方向に踏み出すことも大きい。」(p126)
ことなどを説明し、自分のやりたいことを自社の新規事業として取り組めば、もっと大きく花開かせる可能性が大きいことを説得できます。