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その9】「箱根旅助け」で箱根旅・最終回(2021年11月)


さて箱根園水族館を一通り見物して一度退館。出る時に再入場したいといったら手にスタンプを押してくれました。ここで昨日上ったものの強風でよくわからなかった?駒ヶ岳ロープウェイにもう一度挑戦することにします。



昨日は混んでていて景色は良く見えなかったですが、今日は芦ノ湖の西側(関所や箱根町方面)が一望できますね。

出発時に無線で「通常運転です」と連絡を取り合っていて、今日は鉄塔通過時の徐行や駅進入時の一時停止もなし昨日よりも少し早く到着です。

山頂の神社に神職がいるのは15時までこの便だとギリギリなので神社に行きたい人は急いで・・と案内があります。



メンテナンス中なのか扉が開いていて機器がよく見えます



昨日に引き続き山頂のターミナル。かっては最上階に展望レストランでもあったかのような雰囲気ですが今は使われていないよう。よく見ると結構施設が老朽化しているのがわかりますね。



今日は昨日とうって変わって風もなく暖かくて過ごしやすいです。が急に突風が吹いたらどうしよう・・とサメを袋から出すのが怖いです



昨日は風が怖くて近づけなかった、芦ノ湖側の展望場所に。
芦ノ湖の向こう側に平野や山が見えて本当に景色がいいですね。昨日は怖くてここにこれなかったので景色は見れませんでした。



熱海方面、中央は伊豆半島。

今の駒ケ岳山頂は箱根神社の元宮がある程度で景色を見ながら散策といったところですが、昔はアイススケート場やスキー場などウィンタースポーツ施設などもあったようで・・、とこれを書いていて思ったけど冬の施設ばかりですね。夏はどうなっていたんだろう?

駒ヶ岳のアクセスは現状は箱根園からのロープウェイのみですが2005年まではケーブルカーもありました。
ケーブルカーの駅跡は今は通信用アンテナが色々建っている場所当たりの模様。もっとも「急に風が強くなったらどうしょう!?」と怖かった私はその手前で引き返してしまいました

この駒ヶ岳ケーブルカー、麓側の乗場の場所を調べるとメインの道路からも外れた微妙な場所。せめて曽我兄弟の墓辺りまで来ていればと思うのですが。末期の頃に行った人のレポートだとバスの乗り入れも1日2本程度だったとか・・。
そりゃ廃止になるよね。といいたくなりますが、スケート場があったりした最盛期は多くの人が来ていたというのだから驚きです。



ロープウェイの発車時刻までまだ10分強あるものの、とりあえず並んでいたら列が動き出して乗車できることに。どうも山から降りる人が多いからか15時10分発で臨時便が出るようで・・。

それにしてもこの乗場の屋根など随分と老朽化が進んでいるように見えます。1963年に開業して以来そのままなのでしょうね。2日3000円という割安なフリーきっぷの値段も新規投資をあまり行わずこう老朽化した施設を使い倒しているからなのかと思えてくるような・・。もっとも箱根園にしても遊覧船や駒ヶ岳ロープウェイは車で来た人をメインで集客しているような風なので、そこまで割安でもないかも?

帰りのガイドさんの案内では
「正月の箱根駅伝の中継でこのロープウェイが少し映ると思う。その時は今日駒ヶ岳に来たことを思い出してほしい」
「江戸時代に芦ノ湖湖畔から裾野まで手掘りで掘られた深良用水の経緯で芦ノ湖の水の権利は静岡県で神奈川県は使えない。江戸時代は同じ小田原藩だったが明治になって県が分かれた。近年裁判でも争われたが神奈川県の水利権は認められなかった」
「では芦ノ湖の魚は??」
「魚は漁業組合がある神奈川県が権利を有している。魚が飲んでる水は静岡のものになるが、そこは今のところ問題になっていない」
といった豆知識が披露されます。



箱根園に戻りお土産の買い物を。箱根園水族館にはミュージアムショップはなく、隣接のショッピングプラザで箱根園のアザラシのキャラ「えんちゃん」のぬいぐるみなどグッズが売られていました。

サメのサウザン「人間というのは変わっているなぁ・・アザラシのふんをおやつに食べるんだな」

箱根園に限らず遊覧船乗場の土産物売り場や機能のカフェなど「かながわpay」の対象施設で10%ポイント還元対象。これはありがたい😋 

ショッピングプラザでは子供の船のおもちゃも・・どうせならここの遊覧船のおもちゃならいいのに。と思うのですが、ロット数を考えると売れる値段で作れないのでしょうね・・残念な。

さて最後に箱根園水族館にもう一度再入場。



16時ごろになりお客さんも少なく・・、のんびりと見て回っていたら閉館時間の16時30分を過ぎて係員に促されて出口に。箱根園全体が16時30分までの営業のようでショッピングプラザもカフェなども閉まってる!

いまは冬季+コロナ禍で営業時間が短いのかもですが、日が長い夏場なら16時30分終了は早すぎ。17~18時頃までやっていてもいいのに・・

帰りのバスは箱根園17時発の湖尻・早雲山駅入口経由の小田原駅行に乗るつもり。いるところがないのでバス停で待ちぼうけ・・。



バス停には全停留所の所要時間と運賃の一覧が出ていました。
湖尻の時点で430円、湯本駅で1200円、小田原駅までは1330円
それなりに距離があるとはいえフリーきっぷを持っていなかったらゾッとする運賃ですね。

それにしても17時発なのに発車5分前になってもバスが来ないどころか待機場所すらバスがいない!どうなってるのかな?と思い「伊豆箱根バスナビ」で見ると・・



なんと平日なのに渋滞で折り返し遅れが発生しているようで・・
乗車予定のJ系統(湖尻・早雲山経由)の小田原駅行は5分遅れの17時5分発予定で小田原駅到着はなんと18時57分。まぁ帰るだけなので遅れても構わないとはいえ、平日なのにこんなに遅れるというのがびっくり!!

まぁしかしこういう時に限って1本前の16時35分発は定時で出ているようで。

ちなみに1日数本のレアな元箱根経由の小田原駅行は17時10分発が17時36分発予定。これなら16時15分発の遊覧船の最終便で元箱根に行って、元箱根からバスで箱根園に戻ってくる手もあった!(所定ダイヤだと元箱根2分乗換なので不可)もっと早くバスナビを確認しておけばよかったかも。

バス停にはもう一人小田急線で帰りたいというお客さんが来てバス案内所の係員から渋滞しているので小涌谷駅で電車(箱根登山鉄道)に乗り換えるルートを案内されているようで。

箱根園を発車するもこの時間既に真っ暗。湖尻ターミナルに寄りつつ真っ暗な林の中を疾走するかのごとく走ります。途中で大涌谷の近くを通過するとバスの中にも硫黄の香りが匂ってきます。
早い時間の便なら大涌谷に寄るので、当初は大涌谷に寄るつもりでいたものの午前中に十国峠で予定以上に時間を使ってしまったので今回は大涌谷は諦めます。

ほぼ定時に到着の小涌谷駅で箱根園で案内されていたお客さんが下車。バスには通勤帰りのような人がぽつぽつと乗ってきます。
そして大平台駅の先辺りでついに渋滞にはまりはじめて少し動いて止まっての繰り返し・・。
バスナビの小田原駅到着予想時刻は渋滞にはまりはじめた時は18時25分、途中で見たら18時43分(箱根園では18時57分)と二転三転します。

湯本駅近くになって少し流れはじめて湯本駅には18時16分発。ホームを見るとちょうど登山電車が到着したところのよう。
先ほど小涌谷駅で電車に乗り換えていればこの電車になっているよう。電車組はここで小田原駅行に10分強待ちで乗り換えて18時43分着。

こちらのバスナビの到着予定時刻は18時35分になり、入生田の辺りからはようやく順調に走りはじめます



結局33分遅れの18時35分に終点小田原駅に到着。これで2日間の箱根旅助けの旅も終わりです。

小涌谷駅電車乗り換えコースよりも8分早く着いたことに。
箱根登山電車は曲線と勾配で速度が出ない上にスイッチバックなどで時間がかかる上に箱根湯本乗換えのロスも響いて実は距離のわりに結構時間がかかります。ある程度のまでの渋滞なら実はバスの方が早いのです。

まぁ渋滞はどこまで遅れるか読めないので、電車は「それなりに遅いけど極端には遅くならない堅実な選択!?」なのでしょうか
まぁ「箱根旅助け」で乗っている私はバス一択なのですが。



そういえば今日は殆ど食べてない・・。どうも色々乗ったり見学していると食べることの優先順位が下がり忘れてしまうようですね。
小田原の地下街に10割そばを600~700円ぐらいで食べれるお店があったはず・・と思い行ってみたら、なんと9月末で閉店しました。なので駅ビルの丸亀製麺に入ります

1食1000円以上は当たり前な芦ノ湖周辺価格を見た身には丸亀製麺が激安価格に見える!!500円切ってるのでpovoのギガ活対象外なのはいいのか悪いのか(๑´ㅂ`๑)



というところで2日間の箱根旅も終わり帰宅。
家では早速みんなにお土産を分配!?

前からずっと行きたいと思っていた箱根旅助けでの箱根めぐりの旅。
伊豆箱根鉄道系列の箱根旅助けは箱根登山鉄道や海賊船に乗れず仙石原に行けないなど派手さはないものの、箱根園、駒ヶ岳、十国峠と小田急系の箱根フリーパスとはまた違った楽しみ方が出来ます。
箱根フリーパスが小田原発2日間5100円に較べて箱根旅助けが2日間3000円とリーズナブルな価格です。
割安に箱根(芦ノ湖エリア)を回りたいという人や箱根フリーパスでのゴールデンコースは過去に回ったことがある。という人には「箱根旅助け」を是非お勧めしたいですね

今回伊豆箱根鉄道(西武)系列で回ったことで、二つの陣営がそれぞれ少し離れた場所に遊覧船乗場を構えていることなど、百聞は一見に如かずというか位置関係がよくわかりました。
この小田急・西武の2陣営の箱根山戦争、箱根フリーパスで伊豆箱根バスに乗ろうとして断られた話など、両陣営共通フリーパス待望論もよく聞きます。
一方で小田急系フリーパスが2日間5100円の中で例えば5600円や6000円で「全部入り」パスが登場したとしてどこまで利用されるでしょうか。
世の中には「レストランで注文するときにメニューの値段を意識しない」「スーパーで買い物をするときに品物の値段を気にしない」という人は一定数います。そういう人には「全部入り」の気軽さそれなりに売れるでしょうが、全体の発売実績としては振るわないのではないかと思います。

全部入りパス待望ならMaasやスマホチケット化で、例えば改札でQRコードで認証して正確な利用実績を把握しそれに応じた配分することで、積み上げ価格ではない現行の箱根フリーパスの価格を上限として「両陣営に乗れる」という
方向でないと意味がないと思います。

<2日間の行程>
11月14日日曜日
小田原駅7:55→箱根関所跡8:50 箱根関所跡行
(箱根関所見学)
関所跡港10:40→箱根園港11:05 はこね丸
箱根園港11:05→湖尻港11:20 十国丸
湖尻港11:30→箱根園港11:45 十国丸
(箱根園)
箱根園12:20→駒ヶ岳山頂12:29 駒ヶ岳ロープウェイ
駒ヶ岳山頂13:00→箱根園13:09 駒ヶ岳ロープウェイ
(箱根園)
箱根園港14:05→湖尻港14:20 十国丸
湖尻港14:30→箱根園港14:45 十国丸
箱根園15:10(10分遅れ)→元箱根港15:26頃 バイパス経由小田原駅行
元箱根港15:31頃→来宮神社前16:18 熱海駅行

11月15日月曜日
熱海駅9:18→十国峠登り口9:56 元箱根行
十国峠登り口10:15→十国峠10:18 十国峠ケーブルカー
(十国峠見物)
十国峠11:15→十国峠登り口11:18 十国峠ケーブルカー
十国峠登り口12:00(4分遅れ)→箱根支所前12:26 元箱根行
元箱根港13:05→箱根園港13:20 はこね丸
(箱根園水族館)
箱根園14:40→駒ヶ岳山頂14:47 駒ヶ岳ロープウェイ
駒ヶ岳山頂15:10→箱根園15:17 駒ヶ岳ロープウェイ・臨時便
(箱根園)
箱根園17:05(5分遅れ)→小田原駅18:35(33分遅れ) 小田原駅行

遅れ時間は把握しているもののみ

【おわり】


2021/12/22 00:18(JST)
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