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宝くじ・totoBIGの中額狙い当選確率を考える(続)100円BIG

前回から続く

2014年の8月に「宝くじ・totoBIGの中額狙い当選確率を考える」として3回シリーズで、宝くじやサッカーくじの当選確率について考えてみました。
2年近くたってしまいましたが、今回続編として、2016年4月にスタートした「100円BIG」について検証します。

100円BIG(100円ビッグ)
サッカーくじ(toto)の中でも自分で予想しないで、コンピュータがランダムに発券する、宝くじに近いシステムのtotoBIGシリーズ
今まで、1口辺りの購入金額が300円の「BIG」。200円の「BIG1000」。同じく200円の「miniBIG」の3種類がリリースされていました。そこに4つ目のBIGシリーズとして2016年4月2日(発売開始)から新たに「100円BIG」が登場しました。

「100円BIG」はその名の通り、BIGシリーズでは初の一口100円。
一方で対象試合数は14試合と300円のBIGと同じ。

1等賞金は1億円(キャリーオーバー時は2億円)。とBIGの3分の1.当選等級は1等(全試合的中)~5等(4つ外れ)の5等級。BIGに設定されている6等(5つ外れ)はありません。
一見するとイメージとしては1口300円のBIGを3分の1の1口100円で買えるようにした分、当選賞金も約3分の1という中額当選狙いにはよさげな気もするクジです。
100円BIGには6等がありませんが、これは5等で当選賞金が900円前後となっているので、更にその下6等を設定すると当選金額が小額になってしまうので設定されなかったのでしょうか?ちなみに6等がない分、2等・3等・5等の配分比率がBIGよりも少し多目になっています。

まずは過去8回(第856回7/3~第843回5/8)の当選金額の平均値を見てみます



特筆する点として、1等は過去8回のうち4回が当選なし。更に公称当選金額1億円(キャリーオーバー時最大2億円)なものの、実際には第850回で4945万円と大きく割り込んでいる回があります。2等も61万~97万円と差が大きいです。100円BIGが始まってまだ3ヶ月。売上口数が少なくてシステムが安定してないように思います。

さて、これだけでは100円BIGが得なのか損なのかわかりません。
第3回の記事で紹介した、他のクジとの比較及び、購入額600円辺りの当選確率の表に100円BIGを加えて検証してみます。

まずは1枚(1口)辺りの当選確率の比較です



100円BIGは1000円以上当選確率が妙に低いですね


次に購入金額600円辺りの当選確率です
300円くじは2口・200円くじは3口・100円くじは6口購入



600円辺り当選確率でみると100円BIGは「100万円以上」「1000円以上」の2ランクでワースト1位。
100円BIGの2等(平均賞金78万円)を100万円相当と考えると辛うじて100万円以上ではそこそこの順位にはなりますが・・・。同じ予算(600円)で6口買えるといっても当選確率としては散々

最後にBIGの中でも中額当選向きなminiBIG・BIG1000と100円BIGの比較です
1口200円のminiBIG・BIG1000よりも1口100円の100円BIGの方が同じ予算なら購入口数が2倍になる分、当る確率が高そうなイメージがありますが・・



なんと、1000万円以上、100万円以上、10万円以上、1万円以上すべてにおいて100円BIGの当選確率は散々。唯一1万円以上当選確率がBIG1000よりも高い程度。

これらのことから、100円BIGは「1等1億円1本勝負」のくじ。といえます。

100円宝くじの1等は1000万円~2000万円程度。億円当選の可能性があるジャンボくじは1枚300円なことを考えると、例え480万分の1と確率が低くとも100円の出費で1億円の夢が見れるのは大きなメリットですが、逆にいえばそれ以外のメリットは薄い。
100万円台~1000万程度の中額当選狙いならば、100円BIGの「100円」も魅力薄しと言ったところ。

1等6億円のBIGもそうですが、やはり賞金総額のうち76%を1等に振り分けるシステムは、あくまで1等狙い。2等以下はおまけのようなものになってしまうのか・・・。といったところですね



BIGシリーズ(toto)に異例の事態
4月17日結果発表(発売は4月16日まで)の838回で異例の事態が発生。4月14日夜と16日未明に発生した熊本地震及び悪天候の影響でBIG・totoの指定試合のうち4試合が中止。
これによりBIG・100円BIGでは14試合中、4試合が中止。BIG1000は11試合中の4試合が中止となり最低成立試合数を割り込み不成立。miniBIGでは9試合中、3試合が中止となりました

不成立になったBIG1000では購入者全員に購入金額の全額を返還。BIG・100円BIG・miniBIGでは中止となった試合分では予想結果が「0・1・2」どれでも的中扱いとなります。

今までも指定試合1~2試合程度の中止はありましたが、ここまでの規模で指定試合中止が発生したのは、2011年3月の東北震災直後以来かも??
BIG・100円BIG・miniBIGともにあともう1試合中止になっていれば、不成立で全額返金になっていたという、成立するギリギリの線をついて不成立が発生したというのも興味深いところです。


これにより当選金額・本数が異例の状態に
(以下BIG公式サイトのくじ結果から引用)







ここで注目したいのが、
BIG・1等:2674万4769円が66口(2等以下は300円)
100円BIG・1等:426万9300円が50口 2等:1万2829円が985口(3等以下は100円)
miniBIG・1等:3万7524円が863口。 2等:1248円が10621口 3等:360円が53,077口
と各等の当選金額こそ通常よりも低いものの、当選本数大幅増の大盤振る舞い状態となりました。特にBIG1等では2000万円クラス、100円BIG1等でも400万円クラスの高中額当選が発生しています

更に例えばminiBIGでは発売口数のうち約10分の1は何らかの等級に当選しています。(通常は136分の1程度)

BIGの2等以下は全て300円となるなど、発売金額以下の当選金額は出せない苦肉な部分も見え隠れしているのも興味深い??ところです。

地震の一報を聞いて、指定試合の中止を予測して普段よりも多めの口数を購入して見事当選した人がいるとすれば、その人はなかなかの策士と言えましょう。
ちなみに私は100円BIGを買っていましたが、外れてました14試合中4試合分が的中扱いになる好機でも5等にすら当らないという・・・実は私はくじには向いていないのでしょうか??
miniBIGを沢山買っていればあたったのでしょうかね???


さて今回は4月に登場した100円BIGについてみてみました。
次回はスクラッチ宝くじについて検証します。スクラッチ宝くじ、1枚200円と発売金額としては中堅クラスですが、1等数十万円~数百万円程度の中低額の設定が多く、実は中額当選狙いなら本命ではないか?という気もする宝くじ。
いままで触れてこなかったのは、まずったような気もしてきますが・・・、さてさて真打ち登場となるかどうか??

<次回に続く>

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2016/7/5 23:50(JST)
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