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2023年3月・名古屋の旅(その3・朝日町資料館)


川越富洲原8号踏切から5分ほど歩いて朝日町資料館にやってきました。踏切の辺りは田んぼの中でしたがこの辺りは住宅地。小学校や町役場があって町の中心部のよう??

大和市史を調べていて学んだこととして「どんな街にもその時代時代を生きてきた人たちによる歴史がある」ということで、時代背景を知る上でも郷土資料館のようなものがあるなら行っておきたいものです。


こちらが朝日町資料館。大正5年に朝日町役場として建てられた建物。その後役場が現在地に移転して公民館、その後に資料館にとなったそうです。

以前に1889年(明治22年)に出来た大和村役場の場所を探したことがありましたが、当時の村役場はこういう今から見れば小さな建物だったのかな?と



江戸時代の竹籠を再現したもの。乗る場所が意外に小さいですね。
朝日町は江戸時代は東海道沿いの街として発展(桑名宿の近く)して、昭和13年に東芝の三重工場が出来たことで都市化して現在に至るそう。


1階事務室。当時の金庫や昔の蓄音機や電話機など当時をしのぶ電化製品が展示されています



2階は会議室と議場。会議室といっても今の椅子やテーブルが並ぶ部屋・・とはだいぶ違いますね。議場も同じくです



球体の手回し洗濯機。昭和30年代に流行ったものの電気洗濯機の登場で姿を消したそう。
これ今でもあれば一人暮らしする人用とかにちょうどいい気がしますね。場所も取らないし大きなものを洗う時はコインランドリーを使う使い分けをするとして。中国通販とかで探せば現代的なものが売ってそう(๑°ㅁ°๑)

係の方に話を伺うと、朝日町は東芝三重工場の進出で都市化して今でも町内の主要工場であるものの、日常的な買い物など日常生活は車頼み。周辺の大きな街としては四日市だが寂れてきている。
JRや近鉄で名古屋に出れるので、電車で名古屋に行けば用は足せる。名古屋は人が多いので住むのはここでちょうどいい・・。
といった話を・・。

親世代だと桑名の蛤が有名のようだが・・と聞くと、ハマグリは元々は富田の名物。今は獲れなくなってしまったので中国から輸入したものを富田で養殖している。今でも桑名などでそのはまぐりを出している数店はある。とか・・

近くに朝日町歴史博物館というのがあるそうなのでそちらにも行ってみることに。聞くと17時までで「歩く速さによるけど徒歩10~15分程度」だそうで。
道を教えてもらうものの、
「歩きだと距離もあるしこの時間(16時前)なので、朝日町には他にも見どころがあるので、急がずともまた計画を立てて来るの手」
と・・「見どころを残しておけばまた来れる」と私に考え方が似てる人のような😅 

とはいえ、時間的に行けそうなのでとりあえず歴史博物館に向かってみることにします。資料館を出て旧東海道を横切り東芝の工場の間を通り、関西線の線路を踏切で渡ります。この辺りの関西線は複線のようですね。
そして線路沿いに少し朝日駅方面に歩いて山側に分かれて朝日町歴史博物館の大きな建物を発見。


建物は大きいですが、図書館などを併設していて博物館としては小さめ。
博物館側にはスタッフは常駐しておらず入場無料で自由見学。



江戸時代の東海道の様子のジオラマ。天下の東海道。物売りがいたりして賑やかだったそう。



飛鳥時代に創建されたとされる縄生廃寺から出土したという舎利(仏陀の骨)を入れる容器。先ほどの資料館の係の人曰く、この博物館の見どころの一つだそう。
朝日町の名前の由来は、飛鳥時代の672年の壬申の乱の際に大海人皇子が進軍の際にこの地で朝日を拝んだという故事によるものだそう。
縄生廃寺は大きなお寺だったようで当時の日本の中心だった奈良から近いだけに色々あるようですね。

博物館は他には郷土の偉人に関する展示などですね。博物館を見た後は隣の図書館で町史の場所を教えてもらい町史を読みます。
閲覧席を消毒していたスタッフに町史の場所を聞いたら、他のスタッフのみんなこっちを注目したような・・町史を見たいという人は珍しいのかな??

しかし図書館も17時閉館のようでこの時点で時間もわずか。スタッフが来て「学芸員を呼びましょうか?」と言われたものの聞きたいこともまとまっているわけでもなく・・。鉄道に関するところを少し読んだ程度で時間切れに。

さて図書館博物館を出てどうするか・・近くにJR関西線の朝日駅があるものの、本数が少なく亀山方面は17時28分発、名古屋方面は17時17分発。
亀山方面に乗って富田辺りで近鉄に乗換えて名古屋に戻ろうかと思ったものの、28分まで待つのも長い。
今日は近鉄名古屋線を攻めるのが目的ということで、伊勢朝日駅まで15分ほど歩くことに。



旧東海道に出て駅方面に。旧東海道は写真で軽自動車が走っている道。
行きは全く気付かなかったのですが、旧東海道が近鉄名古屋線を踏切で渡るところが伊勢朝日駅なんですね。

それにしてもこの交差点、旧東海道方向は横断歩道なし。横断歩道があるのは旧東海道を直交(渡る)方向だけ。
旧東海道に直交する方向は一時停止で「とまれ」になっているので、横断出来るとはいえなんか歩行者寄りではない設計のような。

この間行った栃木の佐野もそうですが、ある程度郊外化した田舎と都会の違いとして、「田舎は横断歩道を歩いていると右左折車が確認しないで突っ込んで」きたり、「道路設計が歩行者寄りでなく幹線道路はなかなか渡るところがなかったり(横断禁止ではないとはいえ)」、歩行者がそうはいない前提の運転や道路構造になっているのが都会と違うような気がしますね。



途中ロードサイド的なファミリーマートで飲み物を買いつつ、伊勢朝日駅に戻るとこれまた行きに気づかなかった大きな東芝のビルが。


駅に着くと丁度名古屋行の普通(17時31分発)が発車したところ。

まぁこの時間帯は本数もあるし・・と時刻表を調べると次の17時42分発の名古屋行普通は桑名(弥富)での急行接続がなくて、八田で急行待ちで名古屋18時29分着。
その次の17時52分発の準急は桑名で急行に乗換えれば名古屋に18時25分着(そのまま乗れば18時33分着)
とまぁ要するに次の普通は名古屋への非有効列車という・・これならコンビニでのんびりしないで17時31分発(急行に乗換えて名古屋は18時6分着)に乗ればよかった。


42分発の普通は2両とはいえ伊勢朝日駅から東芝帰りの人が結構乗ります。
私は桑名駅で下車して急行を待つことに。ここで結構乗客が入れ替わります。
名古屋非有効列車でもそれなりに乗客がいるのは桑名に独立した経済圏がある証かな?

発車直前に小学生か中学生の一団が階段を降りて来て乗るのか・・で車掌が「乗るなら乗ってね~」と声をかけて乗車を促してドアを閉めて発車。
ワンマン運転ではあり得ないであろうスピーディさ。余談ですがこの車掌氏の桑名駅到着前の特急列車の案内の放送が低音の車掌ボイスという感じでいい声でしたね。録音できればよかったぐらい



その特急列車、平日朝に400円の特別割引の案内が出てました。
というか割引は朝だけなのか・・。
名古屋まで20分で特急料金520円、320円区間を廃止した小田急もですが短距離で乗って欲しくないのかという・・。いや平日朝以外の短距離での利用促進を諦めてるのか。



下りの伊勢中川行急行はLCカーですが、平日17時台の下りでも座席はクロスシートにセット。「クロスシートは有料指定席の証」みたいな関東のLCカーライナーとは大違いの太っ腹さですね



3分遅れの18時発の特急を見送り・・
18時3分の急行を待つも「山田線遅れの影響」で8分遅れだそうで。
山田線って何処だっけ??中川と宇治山田の間だっけ??複線のはずだけど。と思ったり

313系4両の名古屋方面の関西線。空いてそうだしあれに乗ればよかったかもと思いながらも、下りの快速みえがエンジン音を轟かせて発車するのを見てようやく急行がきます。



10分近く遅れてようやく2610系(2621)のLCカーの急行に乗車。
クロス配置で最前列は仕切りがなくてドア(デッキ)部分に向かって座るのが面白いような・・

弥富駅と蟹江駅では降りる人の方が多くて少しずつ乗客が減って名古屋に向かいます。
結局この急行名古屋も8分遅れで18時34分頃到着。Web列車位置情報を見たら伊勢朝日から乗った普通は先に名古屋に着いてしまいました。
なんか踏んだり蹴ったり感がありますが、まぁ桑名駅で待つ間少し写真を撮れたからよかったかな・・。



8分遅れの到着で折返しが忙しいのか、車掌が急いで折返し作業をしていました。

<次回に続く>


2023/3/28 00:53(JST)
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